日本精工、英国ピータリー工場から生産撤退へ…欧州事業の構造改革の一環

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日本精工(NSK)は11月12日、欧州生産子会社のNSKベアリング・ヨーロッパ社およびAKSプレシジョンボール・ヨーロッパ社が、英国北東部ダラム州ピータリー地区からの生産撤退を労働組合に提案し、協議を開始したと発表した。

NSKは欧州事業の構造改革を進めており、現地生産品の収益性に課題があることから、不採算事業からの撤退や生産拠点の再編などを実施している。今回のピータリー地区からの生産撤退の検討もその一環となる。

撤退が決定した場合、2027年3月末での完了を目指し、影響を受ける約350名の従業員を支援するために必要な取り組みを行う予定だ。

対象となるのは、NSKベアリング・ヨーロッパ社ピータリー工場(従業員271名、自動車向け軸受を生産、1976年創業)と、AKSプレシジョンボール・ヨーロッパ社(従業員75名、軸受向け鋼球を生産、1989年創業)の2工場。

英国の雇用権利法および労働組合・労使関係法に基づき、1つの事業所で90日以内に20名以上の人員削減を提案する場合には、認定された独立労働組合との協議が義務付けられている。

業績への影響については、現時点では適切な数値の予想が困難なため、影響を精査した上で速やかに公表する、としている。

《森脇稔》

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