VW傘下の「スカウトモーターズ」、米本社の立地を選定…2027年の新型SUV生産準備を加速

スカウトモーターズの米本社の完成イメージ
スカウトモーターズの米本社の完成イメージ全 4 枚

フォルクスワーゲングループ傘下の米国スカウトモーターズ(Scout Motors)は、ノースカロライナ州シャーロットを本社所在地として選定したと発表した。

【画像】スカウトモーターズの新型電動SUV

この戦略的投資により、今後数年間でシャーロット地域に1200人以上の雇用が創出される予定だ。同社は2027年の生産開始に向けて、SUV『トラベラー』とピックアップトラック『テラ』の製造準備を進めている。

シャーロットは、労働力の強さ、ビジネス環境、住みやすさ、戦略的立地、そしてスカウトブランドの冒険精神との適合性で他州を上回った。本社は建設中のサウスカロライナ州ブライスウッド生産センターから北に約1時間の距離に位置し、製造、企業、技術運営間の連携を可能にする。

本社はプラザミッドウッドのコモンウェルス開発地区に設置される。この活気ある開発地区は、復元された歴史的建築物と新しい建設を融合させた、シャーロットで最も個性的な地区の中心部に位置している。

サウスカロライナ州ブライスウッドの生産センターでは建設が急速に進んでおり、2027年の生産開始を目標としている。フル稼働時には4000人以上の雇用創出が期待されている。

シャーロット本社は、経営陣、研究開発、財務、IT、営業、マーケティング、その他の主要企業機能の拠点となる。同社は2026年から段階的にシャーロットでの事業を開始し、今後数年間で本格的な本社運営を拡大する計画だ。

スカウトは1961年から1980年までインターナショナル・ハーベスター社が製造していた、オフロードアドベンチャーと家族での使用の両方に対応できる世界初のユーティリティビークルだった。スカウトモーターズは、オリジナルのスカウト車両をアメリカのアイコンにした伝統に根ざした次世代トラックと頑丈なSUVを製造するために設立された。

《森脇稔》

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