日本で最初のEVキャンピングカー、「T-01」をCarstayが出展へ…Japan Mobility Show Nagoya 2025

「moonn.」ブランドの「T-01」
「moonn.」ブランドの「T-01」全 6 枚

キャンピングカーと車中泊スポットのシェアリングサービスなどを展開するCarstay(カーステイ)は、11月22日から24日まで「ポートメッセなごや」で開催される「Japan Mobility Show Nagoya 2025」に出展すると発表した。

【画像】Carstayのキャンピングカー

同社は、日本で初めて販売を開始したEVキャンピングカー「moonn.」ブランドの『T-01』の実車と、2024年から販売を開始した『SAny.VAN』を展示する。

T-01は、中型サイズ以上の商用バンをベースとしたキャンピングカーとしては、国内で唯一のモデル。東京で開催されたJapan Mobility Show 2025でのカーステイの展示コーナーには、約30万人の来場者が訪れた。

「moonn.」ブランドの「T-01」は、カーステイとHWエレクトロが共同開発し、日本で初めて販売を開始したEVキャンピングカーだ。

「T-01」のベース車両には、HWエレクトロが生産する100パーセント電力で走行し、二酸化炭素排出量ゼロを実現したEVバン「ELEMO-L」を採用。カーステイが荷室スペースに大型家電やベッドなどを備えたリビング空間を架装し、走行用のメインバッテリーに加えてソーラーパネルや外部電源から給電可能なサブバッテリーを搭載している。

これにより、キャンピングカーとしての快適な滞在はもちろん、災害時の電源供給や移動型オフィスなど、さまざまな用途での活用が可能だ。

「T-01」には43.5kWhの走行用メインバッテリーだけでなく、後部荷室の「動くリビング」には、車両の天井部分「ルーフ」に設置した370Wの大型ソーラーパネルから充電可能な200Aのサブバッテリーに接続し、電子レンジ、冷蔵庫、エアコン、IH調理器など生活に欠かせない家庭用電化製品の使用が可能だ。

また、100Vの家庭用電源を装備しているため、冬には車載または家庭用ヒーターで暖をとることができ、パソコン、スマートフォン、テレビ、サブモニターなど、あらゆる電化製品の利用と充電が可能だ。

「T-01」に完備したベッドは、固定のシングルからセミダブルサイズに拡張ができ、大人2名が就寝可能だ。販売価格は995万円から(税込)

SAny.VANは、トヨタ『ハイエース』などの新車や中古車を持ち込んでの架装に対応しており、価格は新車で約550万円から、中古で約420万円から、車両の持ち込みの内装架装で220万円からとなっている。最短1カ月での納車が可能で、業界内でも競争力のある価格を実現したキャンピングカーだ。

個々のニーズに合わせてヒーターやソーラーパネルなどの追加装備をオプションとして選択することも可能で、レイアウトの自由度と拡張性が高いキャンピングカーだ。

内装には車中泊可能なソファベッド、シンク、バッテリー、照明などを標準搭載。今回、新車だけでなく、中古車の仕入れから、持ち込み車両のハイエースなどを同じ内装でキャンピングカーに改修・改造することが可能だ。

内装デザインは空・森・海・大地など「自然の中で生きる走る車両」や「地球の自然」を満喫した「アースカラー地球の色」を基本デザインに、上質な素材「ロシアンバーチ」を使用している。納車は新車で8ナンバー登録含めて最短3カ月、中古車で2カ月、持込車両で最短1カ月となる。

昨今、新車のキャンピングカーの納車には2年以上かかる上、一般的なバン型のキャンピングカーの車両価格が約600万円以上、トラックをベース車両にしたキャンピングカーは約1000万円以上と高額なため、カーステイでは中古車でも標準仕様の改造が可能で、短納期、かつ高品質で価格を抑えたキャンピングカーを開発、「誰もが楽して購入しやすい」キャンピングカー・「可動産」を提供する。

《森脇稔》

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