タイヤ劣化防止剤の環境問題解決へ、業界初の6PPD代替品を開発…フレクシス

業界初の6PPD代替品を開発したフレクシス
業界初の6PPD代替品を開発したフレクシス全 1 枚

先進的なタイヤ添加剤と材料科学ソリューションを手がけるフレクシスは、タイヤ用6PPDに代わる世界初の有効な代替品を開発したと発表した。

この代替化学物質は、フレクシスの世界クラスのイノベーションチームによる長年の徹底的な研究と、高く評価されている連邦政府系および独立系の研究機関との幅広い協力の成果。6PPDの代替品としての厳しい技術的・毒性学的要件を満たすよう設計されている。

フレクシスは、2020年にタイヤに含まれる6PPDから発生する変換生成物である6PPD-キノンが特定された直後から、過去50年間すべてのタイヤに使用されてきた世界的な業界標準の劣化防止剤6PPDに代わる、高性能でスケーラブルかつ費用対効果に優れた化学物質の開発に着手した。

広範囲のテストにより、フレクシスの代替化学物質は以下を含む同社の野心的な初期目標をすべて達成する見通しだ。

これまで業界で行われてきた、有効性に関しては初期研究の段階にある6PPD排除の試みとは異なり、フレクシスの広範なテスト結果は、この代替品が速いペースで6PPDに取って代わり、タイヤの安全基準を満たし、環境規制要件を遵守し、自動車メーカーとタイヤメーカーのサステナビリティ目標の実現を支援することを示している。

6PPDは、過去50年にわたってタイヤをひび割れや劣化から守るための業界標準だった。2020年に発表された研究では、6PPDの変換生成物である6PPD-キノンが、水生生物、特にギンザケ(銀鮭)にリスクをもたらす可能性が指摘されている。この発見を機に、世界中のタイヤメーカーや規制当局が、環境上の懸念に対処するための代替手段を模索するようになった。フレクシスが新たに開発したソリューションは、このニーズに応えるものだ。

フレクシスは現在、タイヤ業界のパートナーとの協力による試験、導入、ロールアウトの成功を踏まえ、効率的な世界規模の生産を可能にするプロセス化学の最適化に取り組んでいる。同社はまた、新しい化学物質が商業用として完全に承認されるよう、世界各地の規制当局と協働し、安全性と性能、ならびに環境への影響の両面で作業を続けている。

2025年12月10日に開催されるワシントン州エコロジー局の「6PPD State of the Science」バーチャルフォーラムで、フレクシスによる業界初の開発成果、目覚ましいパートナーシップ、現在までの広範な研究活動について、講演が予定されている。

《森脇稔》

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