ヒョンデモーターグループと、その傘下にある「モーショナル」は、「CES 2026」開催に合わせて『アイオニック5』を使った自動運転「レベル4」による『ロボタクシー』の商用運行を2026年末までに実施すると発表。その事前試乗会をメディア向けに実施した。
◆『アイオニック5』に自動運転用センサーを搭載

この試乗会はラスベガス郊外のハリーリード国際空港近くにある、モーショナルのオフィスで開催された。ここは自動運転の商用運行をする際の基地として使われることになっていて、オフィス内にはすでにカメラやレーダー、ライダー(LiDAR)など30台を超える自動運転用各種センサーを架装したアイオニック5が20台ほど並んでいた。
発表によれば、AIを中心としたソフトウェアアーキテクチャを刷新し、従来の自律走行にあった「認識」「意思決定」「制御」を統合。その上で、機械学習ベースで一括して走行判断を行う“エンドツーエンド(E2E)設計”を採用。新たな都市環境や交通条件への対応力を高め、更新の速さや運用コストの低減などを実現することを目指すとしている。

試乗は後部座席に同乗する形で実施された。試乗コースは約30分ほどで、距離にすると15kmほどになる。このとき、運転席には保安要員としてドライバーが乗車したが、商用運行の際はドライバーレスとなり、すべてが遠隔監視の下で展開する「レベル4」で運行される予定だという。
試乗中の走行はきわめてスムーズだった。道幅の広いラスベガス・ストリップでは本線への流入でもウインカーを使って周囲のクルマの流れに合わせて合流し、その後は時速25~35マイル(40~56km/h)で走行。車線の混雑状況に合わせて空いている車線への移動も自動で行った。このときの感覚は、まるで普通のライドシェアカーに乗車しているのと何ら違いを感じない。



