鈴鹿サーキットで2025年全日本スーパーフォーミュラ選手権の最終戦、第12戦が開催され、TEAM MUGENのホンダドライバーの岩佐歩夢選手が、ポール・トゥ・ウインで今季2勝目を挙げ、参戦2年目で自身初となる年間ドライバーズチャンピオンを獲得した。
岩佐選手は「絶対に欲しかったチャンピオンを獲得することができて、とてもうれしい」とコメント。チーム、スポンサー、ホンダ/HRC、そしてファンへの感謝を述べた。
スーパーフォーミュラについて「本当にレベルが高い選手権」と振り返り、「シーズンを通していろいろなことがあった。その中には苦しく難しい瞬間もあったが、振り返ってみれば全てが楽しかったと感じられる」と語った。今後も世界の頂点を目指して突き進んでいく意向を示した。
TEAM MUGENの田中洋克監督は「岩佐選手とTEAM MUGENみんなの頑張りによるもの」と評価。思うような結果につながらなかった時も、岩佐選手自身のチームをつくるという意識で一丸となり全員で努力した結果、タイトル獲得を果たした、と説明した。
HRCの渡辺康治社長は「劇的な逆転でのチャンピオン獲得おめでとう」と祝福。岩佐選手がシーズン序盤の苦しい時期も頂点だけをまっすぐに見据えてそこに向けて道筋をつくり、自らチャンピオンを掴み取ったことを「プロフェッショナルとしての成長と情熱の証」と称賛した。




