出光興産、PRIDE指標2025で最高ランク「ゴールド」を3年連続受賞

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出光興産は、職場におけるLGBTQ+に関する取り組みを評価する「PRIDE指標2025」において、最高ランクの「ゴールド」を3年連続で受賞したと発表した。

PRIDE指標は、任意団体「work with Pride」により2016年に日本で初めて策定された、職場における性的マイノリティへの取り組みに対する評価指標。「行動宣言」「当事者コミュニティ」「啓発活動」「人事制度・プログラム」「社会貢献・渉外活動」の5つの指標で採点され、「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」の3段階で評価される。全ての指標において要件を満たすと「ゴールド」に認定される。

同社は「出光グループ人権基本方針」および「出光グループDE&I方針」に基づき、LGBTQ+をはじめ、年齢・学歴・国籍・人種などに関するあらゆる差別を認めず、性的指向や性自認における多様性を理解するとともに、互いの個性を尊重し、高め合い、チームの力を最大限に発揮できる職場環境づくりに取り組んでいる。

その実現に向けて、全従業員を対象にLGBTQ+への理解を深めるためのe-ラーニングや階層別研修を継続的に実施し、社員一人ひとりの意識醸成と多様性理解の促進を図っている。

また、同性パートナーを配偶者と同様に扱うことや、性自認に合わせた通称名をビジネスネームとして使用できる制度の導入に加え、製造拠点における多機能トイレや相談窓口の設置など、当事者が安心して働ける制度および環境の整備を進めている。

加えて、当事者だけでなく全ての社員が必要な情報に容易にアクセスできるよう、関連制度や支援内容を一元的にまとめた社内サイトを整備し、理解促進と利用支援の強化に努めている。

さらに、性の多様性への理解を深める取り組みとして、2024年7月に立ち上げた「出光アライコミュニティ」の活動にも注力している。コミュニティメンバーによるアライハンドブックの作成や、グループ会社と協働したプライドパレードでの沿道応援、プライド月間に合わせて実施した「Idemitsu Pride Action」(性の多様性への理解を促す具体的アクション)などを通じて、一人ひとりのメンバーが自身の想いや行動を振り返り、気づきを共有する機会を創出した。

社外に向けても、子どもや若者を対象としたLGBTQ+に関する理解促進活動など、社内外のコミュニティを通じて多様性への理解を広げる社会的発信にも積極的に取り組んでいる。

同社は「DE&Iの深化」を人材戦略の重要テーマの一つに位置付けている。今後も、LGBTQ+に関する取り組みを推進するとともに、多様な人材が能力を最大限に発揮し、持続的な成長とイノベーションを創出し続けるための職場環境づくりを推進していく。

《森脇稔》

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