AGENCIAは11月25日、BDS HOLDINGS傘下のMOTOMが運営する中古バイク検索サイト「BDSバイクセンサー」に、同社の360°画像ソリューション「360°Bike」が正式採用されたと発表した。
【画像】BDSバイクセンサーが360°画像ソリューション「360°Bike」採用
販売店は「BDSバイクセンサー」のIDで360°Bikeアプリにログインするだけで、在庫一覧の取得から360°撮影・アップロード・掲載までをワンストップで完了できる。撮影した360°データは自動的に車両情報へ紐付けされ、即時に掲載される。
今回の連携の背景には、バイク購入の検討プロセスがオンライン中心へシフトし、来店前に外装の立体感や細部の状態、装備・質感などを確認したいというニーズが年々増加していることがある。360°画像は、従来の静止写真では見えにくい細部を立体的に把握できるため、購入判断の確度を高め、オンライン閲覧体験全体を刷新する手段として注目されている。
連携のポイントは、現場での導入ハードルを下げるため、操作フローを極限まで簡潔化したことだ。必要なのはスマートフォンだけで、誰でも同じ品質で撮影できるため、業務効率化と掲載品質の両立が可能となる。撮影ガイドに沿って約3分で360°撮影が完了し、アップロードで自動紐付けされて即時掲載される。AndroidとiOSに対応している。
中古バイク検索サイト「BDSバイクセンサー」が360°画像ソリューション「360°Bike」採用
導入メリットとして、約3分で撮影完了することで業務負担を大幅に軽減できるほか、問い合わせ率が最大148%増加した事例もある。遠方ユーザーへの訴求力が強化され、商圏拡大にも寄与する。360°画像による掲載は、オンライン商談の質を高める「二輪販売DXの新標準」として拡大している。
「BDSバイクセンサー」は、ユーザーが効率よく比較検討できる環境を提供している。ショップ情報やサービス内容の掲載も充実しており、購入判断を支援する多面的な情報を備えている。
AGENCIAは360°画像×AI技術を活用したDXソリューションを提供し、全国4000社以上の企業に導入されている。主な導入企業はリクルートカーセンサー、ガリバー、ホンダ、スズキ、ヤナセなど。同社の360°Carは「709万6049台の360°車両画像」でギネス世界記録認定(世界No.1)というデータ実績を持つ。
これらの技術・知見を二輪領域にも拡張し、販売、査定、情報提供の高度化を支援する。360°Bikeは全国の販売店で採用が加速している。導入店舗にはHATOYA(ハトヤ)、CHAMPION76などがある。
今後AGENCIAは、自動車領域で培った360°画像生成・AI解析技術を二輪分野に本格展開し、パーツ自動判別や瑕疵検出といった高度AI機能の開発を進めている。現場との共創を重視しながら、販売促進と業務効率化を両立する新たなソリューションを提供し、二輪流通全体の透明性向上に貢献していく。




