日本精工(NSK)は11月26日、一般社団法人work with Prideが策定する職場におけるLGBTQへの取り組みを評価する「PRIDE指標2025」においてゴールドを受賞したと発表した。
ゴールドの受賞は2021年から5年連続となる。
日本精工では、LGBTQの方々が自分らしく安心して働ける職場づくりには制度面の整備のみならずALLY(アライ)の力が必要不可欠との認識のもと、社内講演会やセミナーなど様々な取り組みを通じてアライの輪を広げてきた。
具体的な取り組みとして、LGBTQに関するセミナーや研修、相談窓口の設置を実施。ALLYを増やす取り組みとして、社内ALLYコミュニティの設置やALLYメルマガの発行、NSKオリジナルロゴ入りALLYステッカーおよびALLYストラップなどのALLYグッズの配布を行っている。
PRIDE月間である6月にはNSK ALLY週間を設定し、趣旨に賛同する社員がALLYグッズを着用。2025年は東京都の企業向け性的マイノリティ関連施策「LGBTフレンドリーを目指す事業者向け訪問支援事業」を通じ、社会や職場での課題や自身がとれるアライアクションについて考えるLGBTQセミナーを実施した。
今年のNSK ALLY週間では、スポーツを通じて社会を動かすアクションの一環として、日本精工女子ソフトボール部「ブレイブベアリーズ」の選手たちや応援チームがALLYグッズを身に着けて試合に参加した。
社内制度としては、2019年にトランスジェンダー支援のためのガイドライン「トランスジェンダーも働きやすい環境づくりに向けたガイドライン」を発行。2021年には同性パートナーも社員の家族として福利厚生の対象とする就業規則の改定を行っている。
PRIDE指標は、LGBTQに対する企業などの取り組みの評価指標で、Policy(行動宣言)、Representation(当事者コミュニティ)、Inspiration(啓発活動)、Development(人事制度、プログラム)、Engagement/Empowerment(社会貢献/渉外活動)の5つの項目でLGBTQへの施策を評価し、総合的に「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」の3段階で表彰される。




