トヨタやホンダなど自動車8社が参加の米「IONNA」、カリフォルニア州でEV充電網を大幅拡大へ

トヨタやホンダなど自動車8社が参加の米「IONNA」がカリフォルニア州でEV充電網を大幅拡大へ
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自動車メーカー8社による合弁企業IONNAは、米国カリフォルニア州における電気自動車(EV)充電ネットワークの大幅な拡充を発表した。

今後3年間で同州に2億5000万ドル以上を投資する計画だ。

IONNAは、サンフランシスコ、サクラメント、サンディエゴ、サンノゼ、ウェストミンスターの5都市で充電ステーション「リチャージェリー」のオープニングセレモニーを開催した。カリフォルニア州では既に1000拠点以上を契約しており、これは全米で契約済みの4000拠点超の一部に過ぎない。現在、全米で1100拠点以上が建設中または建設完了段階にあるという。

IONNAは充電体験の質を重視し、カリフォルニア州で「EV教育プログラム」を立ち上げた。新規EV購入者に電動モビリティのメリットを伝えるとともに、充電ネットワークの理解を深めてもらう狙いだ。各ステーションのオープン後、IONNAのアンバサダーが地元ディーラーやEVグループと協力してイベントを開催し、EV購入を検討中の人々に充電の実態を体験してもらう。

プラグ&チャージ機能の対応車種も拡大している。創業メンバーである8社のうち、BMW、ゼネラルモーターズ、ヒョンデ、キア、メルセデスベンツの5社が既に統合済みで、ホンダ、ステランティス、トヨタの3社も2026年末までに統合予定だ。さらに新たにリビアンとフォードの車両も対応し、フォードのブルーオーバル充電ネットワークの正式メンバーとなった。

IONNAは、BMW、ゼネラルモーターズ、ホンダ、ヒョンデ、メルセデスベンツ、キア、ステランティス、トヨタの世界的自動車メーカー8社による合弁企業。2030年までに3万拠点以上の超高速充電ポイントを展開し、都市部と長距離の両方でEVモビリティを実現する目標を掲げている。

《森脇稔》

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