カナダの自動車部品メーカーのマグナは、中国・蕪湖の九江経済開発区に新工場を開設し、電動ドライブシステムの生産を強化すると発表した。奇瑞汽車(チェリー)への供給から開始する予定だ。
中国の自動車産業が電動化に向けて加速する中、電動技術の現地生産がこれまで以上に重要になっている。蕪湖の新拠点は、この需要に応えるとともに、パワートレイン技術革新における同社のグローバルリーダーとしての地位を強化する。
新工場ではマグナのeDriveシステムを製造する。このシステムは、滑らかで高性能な電動推進力を発揮し、幅広いバッテリー電気自動車に対応できる拡張性の高いアーキテクチャを備えている。
これらの技術革新により、自動車メーカーは厳格な排出基準を達成し、多様なセグメントで効率的かつ高性能な電動車両を提供できるようになる。同時に走行性能も向上させる。
新たに開設する施設は約1万5000平方メートルで、フル稼働時には約200人の新規雇用を創出する見込みだ。
マグナは過去20年間、中国での成長を加速させてきた。2024年には中国市場で56億ドルの売上を記録し、その約60%が中国の自動車メーカーからの収益となっている。
マグナは世界最大級の自動車部品サプライヤーの一つであり、業界の最も重要な市場において自動車メーカーから信頼されるパートナーとなっている。




