ゼネラルモーターズ(GM)は、米国オハイオ州のパルマ金属センターに約2億5000万ドルを投資すると発表した。
この投資により、2025年のGMの製造投資総額は55億ドルに達する見込みだ。
パルマ金属センターへの投資は、板金プレス部品と組立品の生産を可能にするもので、今年初めに発表されたオライオン組立工場(ミシガン州)、スプリングヒル製造工場(テネシー州)、フェアファックス組立工場(カンザス州)への数十億ドル規模の製品配分を支援する。
この投資は、GMが米国の生産能力拡大にコミットした直接的な結果であり、国内サプライチェーンを強化する取り組みを補完するものだ。柔軟な製造拠点を活用することで、GMは競争力を維持し、内燃機関車と電気自動車の両方のポートフォリオにわたる顧客需要に応える体制を整える。
GMは機械や材料だけでなく、人材への投資も優先している。パルマ金属センターでは、従業員が先進技術や設備と共に働くために必要な知識とツールを提供している。継続的な学習機会、STEM・STEAM教育への投資、見習いプログラムなど、GMの包括的な人材育成アプローチは、将来のキャリア志望者にも機会を提供している。
パルマ金属センターは75年以上の製造実績を持ち、年間1億個以上の部品を生産する能力を有している。金属プレス加工の製造能力を持ち、毎日400トン以上の鋼材を処理し、GMの北米製造製品のほとんどに使用される部品を生産している。




