タカラトミーは、ダイキャスト製ミニカー『トミカ』の55周年を記念して、初のファン感謝祭「TOMICA OWNERS MEETING(トミカ・オーナーズミーティング)」を、12月5~7日の3日間、東京・秋葉原の「AKIBA_SQUARE」で開催する。
◆長年トミカを愛してきた大人のファンに
今回のイベントは、55年間支えてきたファンへの感謝を伝えるとともに、交流を深め、未来を共に創ることをテーマとしている。会場では「ステージイベント」「展示」「ファン同士の交流」「グッズ販売」など、多彩な企画を展開する。特に長年トミカを愛してきた大人のファンに向けた内容を充実させた。
メインコンテンツのひとつが、ブランド史上最大となる5000台の「トミカウォール」だ。12月5日の開幕日に、来場者が持ち寄ったトミカと、タカラトミー社員の思い出のトミカを並べ、制作する。寄贈されたトミカは、今後のイベントでも展示される予定だ。
また、「エヴァンゲリオンレーシング」との特別コラボも実施する。コラボトミカ「トミカプレミアムRacingエヴァRT初号機 AMG GT3 EVO」を会場限定で販売するとともに、同デザインの実車も初公開された。コラボトミカの希望小売価格は2750円(税込)。
TOMICA OWNERS MEETING:RacingエヴァRT初号機 AMG GT3 EVO
12月6日と7日には、トミカ開発担当者やゲストによるトークショー「スペシャルステージ」(各日4ステージ)を開催。「トミカ」の魅力を深掘りする予定だ。そのほか、歴史を紹介するヒストリー展示、撮影が楽しめるリアルジオラマ、大人向けの工場見学風展示、アサヒ飲料協力のコーヒーブレイクスペースなど、大人のアソビ心を刺激する企画を多数展開中だ。
開催日時は12月5日・6日の10時00分~19時00分、最終日の7日は10時00分~16時30分。入場料は無料だが、日時指定制で、チケットはすでに予定枚数発行済みとなっている。12月5日・6日の16時以降は予約不要のフリータイムとなっている。ただし混雑時には入場制限を行なう場合がある。
タカラトミー上席執行役員で事業統括本部ブランドビジネス本部長の竹内俊介氏は、オープニングセレモニーで「トミカは6種類から始まった。品質と車種選定にこだわり続け、2023年にはブランドメッセージ『本物はときめく』を制定した。50周年の2020年は新型コロナ感染症でイベントができず、トミカの業績も落ちた。業績はおかげさまで2021年には復帰した。今回の55周年イベントは、2020年の企画をアップデートして、新たに開催するものだ」とコメント。
TOMICA OWNERS MEETING:「55thヒストリー」歴代トミカ展示◆新企画・新製品を発表、社長自ら飛び入り速報
オープニングセレモニーではタカラトミー事業統括本部ブランドビジネス本部グローバルトミカ事業室の流石正室長が、55周年企画を発表した。
ひとつは、初の公式ファンコミュニティ「TOMICA OWNER’S CLUB」(トミカ・オーナーズクラブ)。2026年夏に開始予定で、登録、利用は無料。
次に、人気車種をリメイクしたシリーズ「トミカREBORN」(リボーン)。過去の名車復活はアンケートでも要望が多いという。新しい造形、彩色、新規金型。第1弾として「トミカREBORN マツダ ファミリア1500XG」(希望小売価格:880円、税込)を2026年1月17日に、第2弾として「トミカREBORN 日産 スカイライン GT-R(R34)」(希望小売価格:880円、税込)を2026年3月下旬に、それぞれ発売する。TOMICA OWNERS MEETING会場にも展示されている。
そして同じく新シリーズの「tcw」=トミカカスタムワークス。タカラトミー社内デザイナーがカスタマイズしたトミカを2026年夏頃に発売予定だ。オープニングセレモニーでは、ホンダ『NSX』(初代)の開発中のモデルの画像が映し出された。
オープニングセレモニー終了間際にはタカラトミーの富山彰夫代表取締役社長が登壇、同日発表されたばかりのトヨタGAZOOレーシング車両をトミカとして商品化することを明らかにした。
トヨタGAZOOレーシングが新型レーシングカー「GR GT」、「GR GT3」を発表し、開発中のプロトタイプ車両を初公開した。これらの車両がトミカとして商品化される。トヨタGAZOOレーシングの発表が、オープニングセレモニーにギリギリ間に合ったという。TOMICA OWNERS MEETING会場にはサンプルが展示されているが、正式な発売日や価格は未定。
TOMICA OWNERS MEETING:トミカ専用リアルジオラマ展示◆会場では多彩な展示コンテンツを展開
「TOMICA OWNERS MEETING」会場では、ファンとともに創り上げる展示や大人向け企画を数多く用意し、「トミカ」の魅力を深く体験できる。55周年を迎えた今年、トミカの幅広い魅力を大人の視点で楽しめる企画が一堂に会する内容となった。
●史上最大となる5000台「トミカウォール」
55周年記念モニュメントとして、ブランド史上最大規模の「トミカウォール」が登場する。来場者が持ち寄ったトミカや、タカラトミー社員の思い出のトミカを並べ、合計5000台で壁面展示を制作する。寄贈されたトミカは今後のイベントでも展示される予定だ。
●トミカを深掘りするスペシャルステージ
トミカ開発担当者と多彩なゲストによるトークショーを開催する。各回30分で、トミカの開発背景や裏側など、ファンが知りたい情報を紹介する。
●大人のアソビ心を刺激する展示
「55thヒストリー」歴代トミカ展示……1970年の誕生から現在までの代表モデルを年代別に紹介する。各時代の出来事とともに振り返り、55年の歩みを確認できる。
トミカ専用リアルジオラマ展示……1/64スケールで制作されたジオラマを10基展示する。高い再現度で、大人のファンでも満足できる内容となっており、持参したトミカで撮影が楽しめる。
「大人の工場見学 - トミカができるまで -」……映像やパネル、素材、試作品など、製造工程のこだわりを“本物”として体験できる展示を行う。
トミカ55周年「TOMICA OWNERS MEETING」新商品ディスプレイ……「トミカプレミアム」「トミカプレミアムunlimited」「トミカプレミアムRacing」「トミカリミテッドヴィンテージ」の新商品をイベント初公開する。
●ファン同士が語り合う交流スペース
アサヒ飲料の協力によるコーヒーブレイクコーナーを設置する。無料ドリンクを楽しみながら語り合えるほか、商品化希望車種や55周年メッセージを書いて貼れるボードを用意する。
●イベント限定の物販
会場では、イベント限定商品や先行販売品、記念グッズを販売する。ファンにとって見逃せないラインアップとなる。
◆「トミカ」と大人向けブランド「tomica」
1970年に誕生したトミカは、累計発売種類が1万種以上、累計販売台数は10億台を突破した(2024年12月時点)。“大人のためのトミカ”として2015年に立ち上げたブランド「tomica」では、「トミカプレミアム」シリーズが定着し、累計販売台数は2200万台以上(2025年8月時点)となる。近年は「トミカプレミアムunlimited」「トミカプレミアムRacing」などラインアップを拡大している。




