スズキのインド子会社のマルチスズキは、同社初の量産EV『eビターラ』がインドの安全性評価制度Bharat NCAPで5つ星評価を獲得したと発表した。
eビターラは、インド初の5つ星Bharat NCAP評価を受けた電気SUVとなった。全グレードに運転席ニーエアバッグを含む7つのエアバッグを標準装備している。
マルチスズキにとって、Bharat NCAPでの5つ星評価は4車種連続となる。これまでに新型『ディザイア』、『ビクトリス』、『インビクト』が同評価を獲得している。
eビターラは、電気自動車専用に設計されたスズキの新プラットフォーム「HEARTECT-e」を採用。優れた強度、構造剛性、高電圧保護を実現している。
バッテリーは49kWhと61kWhの2つのオプションを用意。マイナス30度から60度までの極端な温度条件下でも最適な性能を発揮するよう設計されている。
ボディ構造には60%以上の超高張力鋼板と高張力鋼板を使用。先進的なバッテリー保護システムとエネルギー吸収バッテリーパック取り付け構造を採用している。
安全装備としては、レベル2のADAS、ESP、ヒルホールドコントロール、EBD付きABS、ブレーキアシスト、マルチコリジョンブレーキングなどを搭載している。
マルチスズキの竹内寿志 社長は「eビターラの5つ星評価は大きな誇り。この評価を活用して100カ国以上に輸出する」と述べた。
eビターラは「メイド・イン・インディア、メイド・フォー・ザ・ワールド」をコンセプトに開発された。世界中の砂漠から雪山まで、極端な温度条件下でテストされている。




