防水トレー? 生地タイプ? 冬に選ぶべきラゲッジマット決定版~Weeklyメンテナンス~

防水トレー? 生地タイプ? 冬に選ぶべきラゲッジマット決定版~Weeklyメンテナンス~
防水トレー? 生地タイプ? 冬に選ぶべきラゲッジマット決定版~Weeklyメンテナンス~全 1 枚

本格的な冬シーズンを迎え、ウインターレジャーや年末年始の帰省でマイカーは大活躍する。そこで普段以上にラゲッジに荷物を積み込むケースも増えるため、フロアの保護に役立つラゲッジマットを導入しておきたい。

ウインタースポーツへのドライブやアウトレットへの買い出し、さらには家族で実家へ帰省するなど、冬シーズンは何かと遠出が多い。しかも家族や仲間と出かけるとなるとラゲッジスペースには大量の荷物が積み込まれる。大きなレジャーギアやウインタースポーツで濡れてしまったアイテム、ウェアなどもまとめて載せることになるため、出発前にちょっとした工夫をしておくと安心だ。

◆冬の遠出に効く「ラゲッジマット」の基本メリット

そこでラゲッジスペースの保護のためにラゲッジマットをあらためて導入してみると良いだろう。もちろん純正状態でも荷室フロアにはカーペットが用いられており耐久性や汚れ対策は一定レベルで確保されている。とはいえフロアが傷んだり汚れると、空荷の時に見た目の印象が大きく下がってしまう。

そこでラゲッジマットを敷いて汚れや傷みを未然に防止したい。ラゲッジマットは荷室のキズ防止や汚れ対策に加えて、荷物に付着した泥や水滴を車内に拡散しにくくする役目も担う。使い勝手と快適性アップを同時に狙える装備として見逃せない。

カー用品店に行くと数多くのラゲッジマットが販売されている。冬シーズンは売り場ができるほどの盛況ぶりで、好みのモデルを選びやすい時期でもある。ラゲッジマットはいくつかのタイプに分かれているが、ひとつが生地(キルティング素材など)を使ったマット、もうひとつが防水機能を備えたトレー形状のマットだ。

まずは荷室の保護を目的とした生地タイプのラゲッジマットに注目した。こちらは強度のある生地を使ったマットで、ラゲッジに敷き詰めることで純正フロアやサイドウォール、タイヤハウスなどを保護するのが目的。重くて大きな荷物を積み込む際にフロアやウォール面にぶつけてヒヤッとした経験があるユーザーなら、この手のラゲッジマットのありがたみがよくわかるだろう。汎用サイズのモデルや車格に合わせたモデルの用意があるので、好みに合わせて選ぶと良い。またカラーやデザインにもさまざまなモデルがあるため、車内のイメージアップにも役立つアイテムだ。

◆リアバンパーまで守れるタイプも要注目

ラゲッジの保護という面で、もうひとつ注目したいのが荷室の後端にあたるリアバンパー上部を保護するタイプのモデルだ。重い&大きな荷物を載せ下ろしする際には、荷室後端のスカッフプレートやバンパーに当ててしまうことがある。リアバンパーのこの位置にキズが付くとかなり目立つため、ぜひ保護しておきたい部分だ。

そこでラゲッジマットの後端を広げ、スカッフプレートからリアバンパー上部へ展開できるタイプが用意されている。これなら荷物の載せ下ろしの瞬間にさっとマットを伸ばせて、キズ防止を手軽に実践できる。レジャーギアなどの重い荷物を頻繁に扱うユーザーには心強い存在となる。

愛車にぴったりのラゲッジマットを求めるなら車種専用の純正パーツをオプションで選ぶことになるが、アフターパーツとして用意されている、フリーカットタイプのマットを選ぶ手もある。ラゲッジ形状に合わせて型紙を取りカットして敷き詰めれば、オーダーメイドしたようなジャストサイズを作れる。素材は滑り止めの裏面処理(スパイク)や消臭、防汚処理などが施されるなど、荷室で使うのに適した生地が用意されているのも注目点。手間は掛かるが、うまく使いこなせば自分だけのラゲッジマットが完成する。

一方、ウインターレジャーで気になるのがギアやウェアに付いた水滴や汚れだ。車載する前にある程度拭き取ったとしても、荷室に積み込む際にはどうしてもしずくや汚れが垂れ落ちてしまう。そこで便利に使えるのが、すっかり一般化したトレータイプのラゲッジマットだ。ラバー素材で立体形状になっているため防水性が高く、汚れや水分を荷室内に閉じ込めやすい。スノーボード終わりに雪で汚れたウェア類などもそのまま放り込めるのは大きなメリットだ。この手のアイテムはキャンプや各種レジャーでも活躍するので、一年を通じて使えるところも魅力だろう。

◆冬の荷室汚れ対策は「事前の一枚」で差がつく

愛車を長く快適に使うためにはいくつかのアイテムがあるが、そのひとつがラゲッジマットだ。気になる読者はドライブに出かける前に導入し、冬の荷室を安心してフル活用してみよう。デザイン性にもこだわりつつ、気に入ったラゲッジマットを次の週末に取り付けておきたい。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

《土田康弘》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『GT-R』次期型はいつ登場? ハイブリッドスポーツとして最速2027年発表か
  2. 【日産 フェアレディZ 新型試乗】まるで日本製のアメ車? そこはかとなくアメリカを感じる…中村孝仁
  3. フィアット、『500ハイブリッド』欧州発表…6速MTのマイルドハイブリッドに
  4. メルセデスベンツの小型3列シートSUV『GLB』に新型、まずはEVがデビュー…航続最大631km
  5. 「間違いなく正解」新型トヨタ『RAV4』がSNSで話題沸騰! 注目グレードはやはり「GRスポーツ」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る