スズキは、二輪車のデュアルパーパスモデルの『DR-Z4S』およびスーパーモトモデルの『DR-Z4SM』について、リヤブレーキマスタシリンダの不具合によるリコールを国土交通省に届け出た。
対象となるのは、DR-Z4SとDR-Z4SMの、2025年8月6日~11月19日に製造された計985台。
今回のリコールは、リヤブレーキマスタシリンダのリザーバタンクキャップを固定するスクリューにおいて、締付作業指示が不適切なため、当該スクリューの締付トルクが不足しているものがあることが原因。
そのままの状態で使用を続けると、当該スクリューが緩んでブレーキ液が漏れ、最悪の場合、リザーバタンク内のブレーキ液が無くなり、制動距離が伸びるおそれがある。
改善措置として、全車両についてブレーキ液の量と漏れを点検・清掃し、当該スクリューを正規のトルクで締付ける。なお、ブレーキ液が不足している場合はブレーキ液を規定量まで補充する。
これまでに不具合の発生は0件で、事故の報告もない。




