トヨタ、2026年モータースポーツ計画を発表…W2RCの三浦昂選手がTGR所属でT1クラスへ

DKR GRハイラックス
DKR GRハイラックス全 4 枚

TOYOTA GAZOO Racing(TGR)は12月19日、2026年のモータースポーツ活動計画を発表した。

【画像】DKR GRハイラックスと三浦昂選手

W2RC(世界ラリーレイド選手権)では、トヨタ車体から参戦しクラス12連覇を達成した三浦昂選手が、2026年1月のダカールラリーをもってトヨタ車体からの参戦を終了する。ダカールラリー後のシリーズ第2戦以降は、TOYOTA GAZOO Racing W2RCからT1クラスへ参戦し、TGRがサポートすることとなった。

三浦昂選手三浦昂選手

三浦選手は『DKR GRハイラックス』を駆り、コ・ドライバーのアルマン・モンレオン選手とともにT1クラスに挑む。車両はV35A市販仕様エンジンを搭載し、4WDシステムを採用する。

OPEN COUNTRY M/T-ROPEN COUNTRY M/T-R

なお、三浦選手のT1クラス移行後も、トヨタ車体は量産車をベースとしたT2クラスへの参戦を継続する。

TGRは国内最高峰カテゴリーであるSUPER GT全日本スーパーフォーミュラ選手権では、国内レースの盛り上げに向けた業界連携を進める。スーパーGT GT500クラスではドライバーズチャンピオン、チームチャンピオン4連覇を、スーパーフォーミュラではドライバーズチャンピオンの奪還を目指す。

全日本ラリー選手権では社員を中心としたチームづくりを行い、人材育成に努める。JN3クラス内のMORIZO Challenge Cupの運営を通じて、将来WRCを目指す若手ドライバー育成と女性ドライバーの活躍推進を行う。

スーパー耐久シリーズニュルブルクリンクレースでは、「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」や「人材育成」を目的に活動を推進。スーパー耐久シリーズでは上記に加え、カーボンニュートラル実現に向けた新たな選択肢を広げる挑戦を、“もっといいクルマづくり”に向けた活動の原点となるニュルブルクリンクでは24時間レースに参戦、完走を目指す。

新たにARA National Championship(全米ラリー選手権)への参戦も決定、『GRカローラ』ベースのラリー車で、アメリカの道での「もっといいクルマづくり」に取り組む。

ドライバー育成では、国内外のトップカテゴリーで活躍できる選手の育成を目的に、選手の可能性を広げ、能力を最大限発揮できる環境づくりを推進する。TGRドライバー・チャレンジ・プログラム(TGR-DC)およびTGR-DCレーシングスクールでは総計16名のドライバーの育成を行う。WRCチャレンジプログラムには新たに5期生とグローバル枠のドライバーが加わり、総計9名のドライバーおよびコ・ドライバーの育成を行う。

参加型モータースポーツでは、「TGR GR86/BRZカップ」「TGRヤリスカップ」「TGRラリーチャレンジ」を入口としたモータースポーツの裾野拡大と、サーキットや全国各地の自治体と連携したより安全なレース・ラリー運営に取り組むとしている。

《ヤマブキデザイン》

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