サッポロビールや日通、大型コンテナで東京~岡山の鉄道共同輸送開始…年間168トンのCO2削減へ

31フィートコンテナを活用した鉄道による共同輸送
31フィートコンテナを活用した鉄道による共同輸送全 2 枚

サッポログループ物流、TSネットワーク、日本通運の3社は、安定した輸送力の確保と環境負荷低減を目的に、31フィートコンテナを活用した鉄道による共同輸送を開始したと発表した。

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サッポログループ物流は岡山から千葉、TSネットワークは東京から岡山間で長距離トラック輸送を行ってきたが、全国的なドライバー不足やCO2排出量削減の必要性といった共通課題を抱えていた。日本通運は、顧客マッチングの知見を活用し、両社の輸送需要を組み合わせることで、3社による効率的な鉄道ラウンド輸送スキームを構築した。

このスキームでは、サッポログループ物流がサッポロビール岡山ワイナリーからサッポロビール京葉湾岸物流センター(千葉)へ輸送する製品と、TSネットワークが大井保税センター(東京)から岡山流通センターへ輸送する製品を、31フィートコンテナにて鉄道でラウンド輸送する。

これにより、往路・復路ともに積載率を高め、空コンテナ回送を削減。鉄道輸送へのモーダルシフトにより、安定的な輸送能力の確保と環境負荷低減を両立する。

長距離区間を鉄道輸送に置き換えることで、ドライバーの拘束時間を年間約1400時間短縮し、将来的な人員不足リスクに備えるとともに、輸送モードの複線化による安定供給(BCP)を実現する。

異業種間でのラウンド輸送により、往復の積載効率を向上させ、空回送を削減。輸送コストと資源の有効活用を促進する。

トラック輸送(約678km)から鉄道輸送への切り替えにより、1運行あたり両社で約1167kg(削減率76.9%)のCO2排出量を削減。年間では約168トンの削減効果を見込んでいる。

3社は今回の取り組みを継続的な協業の第一歩と位置づけ、将来のトラック不足や自然災害などの物流課題に対応するため、定期的な協議を行いながら持続可能な輸送ネットワークの構築を進めていく。

《森脇稔》

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