ステランティスとCATL、欧州最先端のLFP電池ギガファクトリー着工…最大50GWhの生産能力

ステランティスとCATLが欧州最先端のLFP電池ギガファクトリーをスペインで着工
ステランティスとCATLが欧州最先端のLFP電池ギガファクトリーをスペインで着工全 2 枚

ステランティスとCATLの合弁会社、コンテンポラリー・スター・エナジーは、スペイン・サラゴサでリン酸鉄リチウム(LFP)電池ギガファクトリーの起工式を開催した。

【画像全2枚】

この工場は欧州で最も先進的な施設の一つとなる予定で、最大50GWhの生産能力を持つカーボンニュートラル工場として設計されている。式典では、2045年まで開封されないタイムカプセルが封印され、プロジェクトのビジョンと協力の精神を反映する品々や証言が収められた。

コンテンポラリー・スター・エナジーのアンディ・ウーCEOは「今日、私たちはギガファクトリーの礎石を据えるだけでなく、未来へのメッセージを送っている。それは、イノベーション、持続可能性、そして共有価値の創造への私たちのコミットメント」と述べた。

このギガファクトリーは、手頃な価格で持続可能な電動モビリティへの移行において重要な役割を果たし、ステランティスの戦略計画とCATLのグローバルビジョンを支える。

プロジェクトには、セル・トゥ・ボディ設計などの最先端技術が組み込まれており、セルを車両構造に直接統合することで効率性と安全性を向上させる。さらに、80%以上の再生可能エネルギー供給に依存し、インダストリー4.0基準を適用してインテリジェントで持続可能なプロセスを確保する。

最大41億ユーロの投資により、工場は4000人以上の直接雇用と数千人の間接雇用を創出し、サラゴサ、アラゴン、スペイン、そして欧州の経済を活性化する。このプロジェクトは欧州の電池バリューチェーンを強化し、地元の大学や研修センターとの協力を促進し、戦略的サプライヤーを誘致することで、この地域を電動モビリティにおけるイノベーションと競争力の拠点として確立する。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「カッコ良すぎ」黒い三菱『アウトランダーPHEV』にSNSも注目! 価格については「気絶しそう」の声も
  2. 新型ホンダ『CR-V』発表に「おかえり!」「カッコいい」など反響、最注目の価格は…
  3. スズキは『モンスターハンター』とコラボ!『ジムニーノマド』&『DR-Z4S』カスタムほか、計9台を出展…東京オートサロン2026
  4. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  5. 洗車で見つけた小キズ、板金いらずのDIY補修術 ~Weeklyメンテナンス~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る