豊田自動織機は12月22日、国際的な環境情報開示を推進する英国のNGO「CDP」が実施する2025年度調査において、「気候変動」および「水セキュリティ」分野で「A-」評価を取得したと発表した。
CDPは、企業や政府が温室効果ガスの排出量を削減し、水資源や森林を保護することを推進する国際的な非営利団体である。
豊田自動織機グループは、地球と調和した豊かな暮らしの実現をめざし、さまざまな取り組みを推進している。
温室効果ガス削減では、2030年度までに自社の生産活動などに伴う温室効果ガス排出量を2021年度比で42%削減する目標を掲げている。これはScope1とScope2に該当する排出量である。Scope1は自社の燃料使用や工業プロセスに伴い直接排出される温室効果ガス、Scope2は他社から供給された電気や熱を自社で使用することに伴い間接的に排出される温室効果ガスを指す。
また、Scope3のカテゴリ11では、2030年度までに同社が販売した製品の使用時における温室効果ガス排出量を2018年度比で30%削減する目標を設定している。Scope3のカテゴリ11は、自社が販売した製品の使用段階において間接的に排出される温室効果ガスだ。
水資源保全活動では、各国、各地域の水環境事情を考慮した水保全活動を展開している。
同社は今後も、気候変動対応や水資源保全を重要課題として位置づけ、グローバルな環境保全活動を通じて、持続可能な社会の実現に貢献していく、としている。




