合同会社DMM.comのEV充電サービス「DMM EV ON」は12月25日、東京都西多摩郡檜原村の公共施設「檜原温泉センター数馬の湯」に50kw急速充電器を導入することを発表した。2025年度中に稼働を開始する予定だ。
現在、エネルギー節約や地球温暖化対策の観点から、世界的にEVやPHEVへの注目が高まっている。日本政府は2035年までに新車販売における電動車の比率を100%とする目標を掲げ、充電インフラについては2030年までに全国で30万口の設置を目指している。
DMMでは2023年5月より全国の商業施設や宿泊施設、公共施設等に対してEV充電サービスを提供する「DMM EV ON」を開始し、事業者および利用者双方にとって便利で身近なEV充電サービスの提供と、サービスを通じた地域のビジネス支援を目指している。
檜原村では2050年にゼロカーボンシティを実現することを目指し、同時に定住人口・交流人口の増加、健康で安心して暮らせる地域づくりを目的として「檜原村地域再生可能エネルギー導入計画」を策定している。このたび、脱炭素社会の実現に向けた取り組みの1つとして、DMM EV ONの50kw急速充電器を「檜原温泉センター数馬の湯」に導入することが決定した。
充電出力は50kwで、充電料金は55円/1分。利用可能時間は10時から19時まで(定休日を除く)となっている。
DMM EV ONは、全国の商業施設や宿泊施設、公共施設等で利用できるEV充電サービスだ。普通充電器および急速充電器の導入に伴う初期費用(機器・工事費)とサービス利用料が無料の「0円プラン」をはじめ、事業者のニーズに合わせた様々なプランを提供している。
顧客の新たな来店動機となることで来店頻度や継続利用の増加、充電を目的として来店した潜在顧客層へのリーチ、地域のインフラとしての役割の発揮などが期待でき、EV充電サービスを通じた地域のビジネス支援も行っている。
事業者のメリットとしては、0円プランを用意し費用を抑えてEV充電器を導入したい事業者にも対応。EV充電器の導入に伴う現地調査、工事、補助金申請など、面倒な手続きをすべて代行する。
EVユーザーのメリットとしては、普通充電器から急速充電器まで提供しているため、利用状況やニーズに応じて最適な充電器を選択可能。公式アプリから、EV充電スポットの検索、充電、決済まで全て行うことができる。アプリ決済はDMMアカウントと連携し、DMM.comの会員5146万人が即時にサービス利用可能となっている。




