マクラーレンのスーパーカー『750S』、色彩心理学を取り入れた特別モデル発表…光の当たり方で色調が変化

マクラーレン750Sの「プロジェクト・クロモロジー by MSO」
マクラーレン750Sの「プロジェクト・クロモロジー by MSO」全 8 枚

マクラーレン・オートモーティブは、英国の抽象画家ナット・ボーウェンと協力して製作した特別仕様車「プロジェクト・クロモロジー by MSO」を発表した。

【画像全8枚】

マクラーレン『750S』をベースとした本プロジェクトは、色彩心理学をテーマとする同アーティストの作品世界を自動車に表現したものである。

ボーウェンは鮮やかな樹脂ベースのアート作品で知られ、色彩心理学、すなわち色が心理に与える影響の研究を実践している。マクラーレンのビスポーク部門であるマクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)は、彼女と協力して革新的な多層塗装技術を開発し、750Sの車体全体に適用した。

この手法は、ボーウェンの作品の特徴である層の深さ、透明感、感情的な共鳴を、洗練された自動車用塗装に変換したものである。MSOの技術的精度によって実現されたこの塗装は、750Sの彫刻的な曲面全体にボーウェンの色彩原理を再解釈し、芸術的表現を動きのあるものへと昇華させている。

プロジェクト・クロモロジーの中心にあるのは、ビスポークデザインが個人表現の強力な手段になり得るというMSOの信念である。各カラーパレットは、明確な感情プロファイルを生み出す制御された層状プロセスを通じて構築され、750Sの視覚的特性と素材の実行の両方を通じて個性を表現している。

このコラボレーションのために開発されたMSOクロマティック・レイヤード・フィニッシュは、複数の半透明コートを重ねることで色を構築し、光が当たることで変化する深みと色調の動きを明らかにする。この塗装は塗装面内に微妙な立体的テクスチャーを導入しており、これはMSOにとって初の試み。見て触れることができる触覚的な立体感を生み出し、ボーウェンの樹脂作品の物理性を反映しながら、MSOの塗装作業に新しい素材特性をもたらしている。

各プロジェクト・クロモロジー750Sは、選ばれたMSOクライアントのために製作され、ボーウェンの色彩テーマに触発された独自のMSOパレットを特徴としている。色が気分やアイデンティティをどのように形作るかという彼女の探求は、鮮やかで光に反応する塗装へと再解釈されている。穏やかで瞑想的なトーンから、大胆でエネルギッシュなものまで幅広い。

さらにMSOは、このプロジェクトのために初めて24カラットのホールマーク付き金メッキバッジを開発し導入した。フロント、サイド、リアに配置された各バッジは、対応するパレットの中心トーンに正確に合わせた裏地色を特徴としており、カラーストーリーがすべてのディテールに貫かれていることを保証している。

すべての注文には、ボーウェンが制作したオリジナルアート作品が付属し、オーナーに車を超えたパレットの物理的解釈を提供している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ボッシュがなぜ「しろくまくん」を買収したのか? “熱とAI”が変える、SDV時代の勝算
  2. 日産『ムラーノ』レビュー、CVT廃止と快適性に高評価…海外報道
  3. 人気の「フロントサンシェード」が再入荷、『アルファード/ヴェルファイア』40系・『N-BOX』に対応
  4. クスリのアオキホールディングス、「cars WELLNESS」導入…従業員と社用車向けに
  5. 雨の日の視界確保に3つのアプローチ。フロントウィンドウ・コーティング剤[特選カーアクセサリー名鑑]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「全固体なら勝てる」は本当か、LFP時代に問われる日本の電池戦略…矢野経済研究所 エネルギー&モビリティグループ 部長 田中善章氏 [インタビュー]
  2. 【トヨタ RAV4 PHEV 新型試乗】PHEVはEVよりも高級になりうる、ということを証明した…南陽一浩
  3. マツダの車載CO2回収装置、走行中の貯蔵に初成功…回収量は前回比9.6倍の804gに
  4. 「もはや地図事業だけではないHERE」…人とくるまのテクノロジー展2026初出展の背景を枝代表に訊ねる
  5. タイヤは「管理する時代」へ…ダンロップが提案するフリート運用の新常識
ランキングをもっと見る