電動スクーター「PEV600」、全国4000名の出張整備体制を構築…アプティとプロトが業務提携

プロトのオリジナル電動スクーター「PEV600」
プロトのオリジナル電動スクーター「PEV600」全 2 枚

出張整備サービスを手がけるアプティは12月24日、電動スクーターの開発・販売を行うプロトと業務委託契約を締結したと発表した。

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この提携により、アプティはプロトの販売代理店とともにオリジナル電動スクーター「PEV600」の公式アフターサービスセンターを担い、全国約4000名の出張整備ワーカーが個人ユーザーのもとに出張して、点検・保守・修理などを行う。

アプティは、約4000名の出張整備ワーカーが全国どこでも顧客のもとを訪問し作業を行う出張整備サービス「U-match(ユーマッチ)」を提供している。プロトは、環境に優しく日常使いに最適なオリジナル電動スクーター「PEV600」を販売している。

この提携で、アプティはプロトの公式アフターサービスセンターとしての機能を担う。登録している約4000名の整備士が全国どこでも出張し、納車前の点検から各種手続き、用品取り付け、定期メンテナンス、万が一の修理まで、顧客の「PEV600」ライフを全面的にサポートする。

この提携により、顧客はこれまで数週間から数カ月かかっていた整備や修理の予約待ちをすることなく、必要なタイミングに希望の場所で、迅速かつ質の高いサービスを受けられるようになる。また、プロトは、全国規模の整備体制を自社で構築する負担を軽減しつつ、サポート品質や顧客満足度を向上することが可能になる。そしてアプティは、登録整備士に新たな「整備士のスポットワーク」の機会を創出し、自動車整備業界の働き方改革に貢献していく。

「PEV600」は第一種原動機付自転車に区分される電動スクーターで、重量56kg、最高速度50km/h、一充電走行距離70km(プロトによるテスト数値)。希望小売価格は21万7800円(税込)。カラーはオレンジ、グリーン、ライトブルー、ブラック、ホワイトの5色を用意する。

「PEV600」は環境に配慮した電動モビリティ(CEV)として認定されており、国や自治体からの補助金制度を活用することで、よりリーズナブルに導入できる。一般社団法人次世代自動車振興センターによる「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」の対象車両であるほか、地域によっては自治体独自の補助金制度に申請可能な場合がある。

近年、電動スクーターをはじめとする電動モビリティ市場は日本で拡大傾向にある。特に、今年10月末で排気量50cc以下の原動機付自転車の国内生産が終了したことから、その代替として電動モビリティの普及は一層加速すると見込まれている。オイル交換が不要で維持費が低く、普通免許(第一種原動機付自転車免許)で運転できることから、若者層からシニア層までの個人ユースはもちろん、郵便配達やフードデリバリーなどビジネスでの活用も広がっている。

プロトは、40年にわたり二輪業界を牽引し、2017年からは環境問題への対応として電動モビリティの普及を推進している。「環境に優しい電動スクーターを初めて市場に定着化させること」を目指して、「買い求めやすい価格」「日常での使いやすさ」「乗り物として安心できるサービス体制」を追求し、「PEV600」を開発。最軽量級で誰もが使いやすく人気が高まっているが、品質の高い「安心できるサービス体制」を自社や販売代理店のみで全国規模の整備体制を構築することは多大なコストや基盤を要するため、出張整備のネットワークをもつアプティと提携する運びとなった。

アプティは、プロトのアフターサービスを通じ、同社が掲げる電動スクーターの定着化を推進するとともに、持続可能な社会の実現にも貢献していく。

《森脇稔》

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