シェフラーは、ヒューマノイドロボット向けに開発した遊星ギアアクチュエーターを、2026年1月6日から9日まで米国ラスベガスで開催される「CES 2026」で初公開すると発表した。
アクチュエーターは、高精度かつ最小限のコンプライアンスでトルクを伝達する重要なコンポーネントであり、ヒューマノイドロボットの正確で効率的な動作の実現に不可欠な要素だ。肩、膝、腰などの関節には、1体あたり平均して合計25~30個のアクチュエーターが必要となる。
従来のアクチュエーターはバックドライバビリティ(逆駆動性)が限定的または非対応の場合が多い一方、シェフラーの遊星ギアアクチュエーターは、革新的な設計の採用でスムーズなバックドライブと高精度な制御を両立させている。さらに、シェフラーはすべての構成部品を完全内製化することで、最高レベルの品質と信頼性を実現している。
既存の作業環境にシームレスに統合することができるヒューマノイドロボットは、従業員を反復作業や身体的負荷の高い作業から解放し、その結果として生産性の大幅な向上に貢献し、未来の産業において重要な役割を果たすことが期待されている。
CES2026の注目製品の一つが、シェフラーが完全自社設計・製造した高効率遊星ギアアクチュエーターだ。コンパクトながら高出力を発揮するシステムは、2段遊星ギアボックス、電動モーター、エンコーダー、そしてコントローラーが一体化され、省スペース化を達成している。
優れた熱安定性、60~250Nmの広いトルクレンジ、そして極めて低いバックドライバビリティを備えたこの遊星ギアアクチュエーターは、外力への耐久性も高く、駆動部の意図しない逆回転を防止する。その結果、高いトルク透明性を維持しながら、精密でエネルギー効率の高い動作シーケンスを実現。ヒューマノイドロボットの連続運転に最適なソリューションとなっている。
シェフラーは、自社のバリューチェーン全体でヒューマノイドロボットを活用しており、市場における要件や顧客ニーズを現場レベルで深く理解している。同社は、自動車・産業分野で培ったスケーラブルなソリューションをヒューマノイドロボティクス分野へ展開し、将来の課題に対応する製品をカスタマイズ開発できる体制を確立している。
8つの製品ファミリーで構成される包括的なポートフォリオを擁するシェフラーは、ヒューマノイドロボットに求められる幅広い要件を網羅している。中核技術の一つである統合型リニア/ロータリーアクチュエーターは、ヒューマノイドロボットの構成部品の約半数を占める。これは、同社が開発から生産まで高い内製化率を実現し、モーションテクノロジーカンパニーとして卓越した専門性を有している証であると考えている。
シェフラーは、2026年1月6日から9日まで開催される世界最大級のテクノロジー見本市CESに出展し、ヒューマノイドロボット向けの革新的な主要コンポーネントをはじめ、同社の未来技術を幅広く紹介する予定だ。




