「もはやレストアではなく再誕」ポルシェのスーパーカー『カレラGT』20年目のフルリフレッシュにSNS感嘆

ポルシェのプログラムでフルレストアされた2005年製 カレラGT
ポルシェのプログラムでフルレストアされた2005年製 カレラGT全 9 枚

ポルシェは、2005年製スーパーカー『カレラGT』を、特別プログラム「Sonderwunsch Manufaktur」を用いて技術的に整備し、新車同様の状態に復元したと発表した。SNSでは、「カレラGT20年か早いな…」「これもうレストアというより再誕だろ」などのコメントが上がり話題となっている。

【画像】フルレストアが施されたポルシェ『カレラGT』

この個体はプエルトリコのビクター・ゴメス氏が所有するもので、新車登録から20年の時を経て完全なレストアが施された。

外観は1970年のル・マン24時間レースで優勝したポルシェ917へのオマージュとして、赤と白の「ザルツブルグデザイン」を再現。ゼッケン23を配し、カレラGTの複雑なボディラインに合わせてデザインを微調整、職人の手作業で塗装された。また、ルーフ、A・Bピラー、ドアミラー、エアダクト、ディフューザーにはマットブラックのカーボンパーツが装着されている。

ポルシェのプログラムでフルレストアされた2005年製 カレラGTポルシェのプログラムでフルレストアされた2005年製 カレラGT

内装もゴメス氏の要望によりカスタムされ、ダッシュボード、ステアリング、ドアパネル、センターコンソールに赤のアルカンターラを潤沢に使用。専用ラゲッジセットも同素材で統一された。一方、シートシェルやメーターカバーにはマットカーボンを配し、シート中央部には『918スパイダー』由来の非燃性FIAテキスタイルを採用するなど、新旧技術が融合している。

この再生作業は「Factory Re-Commission」プログラムの一環だ。これは顧客の車両を工場で徹底的にオーバーホールし、事実上「ゼロキロ状態」に戻す特別なサービスであり、デザイナーとの密な連携による仕様変更も可能にする。

ベースのカレラGTは2003年登場。5.7リッターV10エンジン(612PS)とカーボンシャシーを擁し、最高速度330km/hを誇るモデルだ。

ポルシェのプログラムでフルレストアされた2005年製 カレラGTポルシェのプログラムでフルレストアされた2005年製 カレラGT

X(旧Twitter)では、「カレラGTもレストアされるくらいの年代物になったのか」「カレラGT20年か早いな…」など、かつて“最新鋭のスーパーカー”として強烈な印象を残したモデルが、ひとつの時代の移ろいを肌で感じる象徴的な出来事として受け止められている。

また「917ザルツブルグ×カレラGTセンス神ってる」「917のザルツブルグカラー曲面ボディラインに合ってるな」など、往年のレーシングアイコンと現代スーパーカーの美学が融合した姿が多くのファンを魅了しているようだ。

「これもうレストアというより再誕だろ」「ポルシェは“クルマを一生面倒見るメーカー”で好印象」など、販売して終わりではなく、過去の名車をも手厚くサポートし続けるポルシェのブランド哲学により好感を抱くファンも多い。

《宗像達哉》

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