Hyundai Motor Group(ヒョンデ・モーター・グループ)は1月6日、米国ラスベガスで開幕したCES 2026で、画期的なAIロボティクス戦略を発表した。
グループはボストンダイナミクスが開発した四足歩行ロボット「Spot」や倉庫作業用ロボット「Stretch(ストレッチ)」を産業現場に導入し、安全性や効率を向上させている。新たに発表されたヒューマノイドロボット「Atlas(アトラス)」は、56自由度の関節や触覚センサーを備え、高度な産業作業を自律的に遂行可能。部品シーケンシングや組立作業など幅広い用途に対応している。
Atlasは製造現場での実証を経て、2028年からは順次商用化を拡大。2030年にはさらに複雑な作業にも対応する計画だ。Hyundaiは、グローバルな製造インフラを活用した「グループ・バリューネットワーク」を構築し、AIロボティクスの量産化や機能高度化を推進する。
主な拠点として、米国ジョージア州のMetaplant America(HMGMA)にてAtlasのトレーニングと実環境実証を進めるほか、2026年に設立予定のRobot Metaplant Application Center(RMAC)を中心にロボットの学習・進化を加速させる。
また、NVIDIAとの戦略的パートナーシップや、大韓民国科学技術情報通信部と連携した大規模な国内投資計画も推進。韓国では2026年から5年間で125兆2000億ウォンを、米国には2025年から4年間で260億ドルを投入し、ロボティクス分野の最先端技術開発と生産体制を整備している。
さらに、ボストンダイナミクスはGoogle DeepMindと提携し、最先端のAI基盤モデル「Gemini Robotics」を用いたロボットAI開発を加速。認識・推論・ツール操作など高度なタスクを担う技術革新を推進している。
これらの取組みは、「人間中心の自動化」を実現し、人とロボットの安全かつ協調的な作業環境の構築を目指すものであり、将来的にはフィジカルAI市場でのリーダーシップ確立を狙う。Atlasを核に、Hyundai Motor GroupはAIロボティクスの大規模展開と多産業への適用を進める方針だ。




