車載ソフト開発時間を50%短縮、次世代プラットフォーム「AMBER」をDXCが発表…CES 2026

次世代自動車ソフトウェアプラットフォーム「AMBER」(CES 2026)
次世代自動車ソフトウェアプラットフォーム「AMBER」(CES 2026)全 1 枚

DXCテクノロジーはCES 2026において、車載インフォテインメントシステムの高度化を目的とした次世代自動車ソフトウェアプラットフォーム「AMBER」を発表した。

同社の自動車ソフトウェアシステムインテグレーターのDXCルクソフトが開発したもので、組み込みAI機能を備えている。

AMBERは、車載ソフトウェアエンジニアリングのワークフローを効率化することで、ソフトウェア定義車両(SDV)の高度化・複雑化に自動車メーカーが対応できるよう支援する。これにより、製品投入の加速、統合コストの削減、そして車載体験の向上を実現する。

AMBERのオープンアーキテクチャにより、ドライバーはAI音声アシスタント、高度にパーソナライズされた車両機能、そして洗練された最新のデジタルインターフェースを通じて、シームレスなデジタルコックピット体験を享受できる。

自動車業界は、技術的な複雑性が増す中で、開発サイクルの短縮が求められ、急速な変革の只中にある。自動車メーカーは、技術とイノベーションを重視し、差別化を加速できる競争優位性を求めている。

AMBERは、主要な自動車エコシステムパートナーとの協業により開発され、モジュール化されたソフトウェアコンポーネントとすぐに利用可能なサービスを組み合わせることで、開発および統合を簡素化する。

AMBERは、自動車メーカーにイノベーションの自由を与え、提供までのスピードを高め、将来にわたって競争力を維持できる体制を実現する。メーカーはゼロから構築するのではなく、最新かつ効率化されたエンジニアリングに支えられたインフォテインメント、インストルメントクラスター、コネクティビティ向けの実績あるビルディングブロックを採用することができる。

その結果、自動車メーカーは統合コストを大幅に削減できるとともに、従来の手法と比べて半分以下の期間で新機能を市場に投入することが可能になる。

ハードウェア非依存性と継続的なアップデートを重視することで、AMBERは業界標準や規制への準拠を維持しながら、進化する技術や消費者の期待に迅速に対応できる体制を自動車メーカーに提供する。本プラットフォームはオープンな統合モデルをサポートしており、顧客はソフトウェアロードマップを完全に自ら管理できる一方で、大規模な自動車プログラムにおけるDXCの豊富な経験を活用することができる。

AMBERはサードパーティ製のAIソリューションを統合することで、優れたユーザー体験を提供するとともに、高級車から商用車、さらには二輪車に至るまで幅広い車両に対応する。

DXCは、世界の自動車メーカー上位10社のうち8社から信頼される自動車分野のパートナーとして、モビリティと製造の未来を支えている。DXCルクソフトのソフトウェアは5000万台を超える車両に搭載されており、メルセデスベンツ、フェラーリ、VWグループのCARIADといった自動車メーカーが、約3秒に1台のペースで車両を生産することを支えている。

《森脇稔》

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