𠮷﨑鈑金は、福井県内で初となるテスラ認定ボディショップとして正式に認定されたと発表した。この認定は全国で50社目となり、地方におけるEV整備・修理インフラの高度化を通じて、脱炭素社会の実現に貢献する取り組みとなる。
日本では運輸部門が温室効果ガス排出量の約2割を占めており、EVの普及は脱炭素社会実現に向けた重要な要素とされている。一方で地方では、EVを安心して修理・整備できる認定工場が少ないことが課題となっている。
テスラは「世界を持続可能なエネルギーへと加速させること」をミッションに掲げ、EVの普及を牽引してきた。同社は、この理念に深く共感し、「地方においてもEVが当たり前に選ばれる社会を実現したい」という想いから、テスラ認定工場への挑戦を決断した。
テスラ車は、一般的な車両とは異なり、400Vを超える高電圧システムを搭載している。修理・整備には専門的な知識と安全管理が不可欠で、誤った作業は重大事故につながる恐れがある。
また、ボディ構造にはアルミ素材が多用されており、アルミ特有の性質を理解した高度な鈑金技術と専用設備がなければ、メーカー基準を満たす修理は行えない。
こうした理由から、専門技術者の育成、高額な専用設備への投資、厳格な技術トレーニングおよび認定試験への合格が求められ、テスラ認定の取得は極めて狭き門とされている。
代表の鋲鈑氏は、技術検定を受けるためオーストラリアへ渡航し、現地でのトレーニングおよび検定を経て、認定取得に至った。
このたび同社は、テスラ車検・点検サービスの正式契約を完了し、2026年1月1日より運用を開始している。これにより、テスラ車の修理、車検・点検、日常メンテナンスまでをワンストップで福井県内で完結できる体制が整った。
今回の認定により、これまで県外対応が必要だったテスラ車の修理・整備が、福井県内で完結できるようになる。認定取得から約1か月で、すでに県内から数件の問い合わせが寄せられており、地域ニーズの高さがうかがえる。
EVの普及は、気候変動対策と地域経済の両立を可能にする。同社は、地域密着・地域貢献を軸に、福井県から持続可能な車社会のモデルを発信していく。




