住友ゴム工業は、米国・ラスベガスで開催された世界最大級のハイテク技術見本市「CES 2026」において、開発中の「SENSING CORE(センシングコア)」技術に絞り込んだブースを出展。これまでの技術展示にとどまらず、実装レベルにまで進展している同技術の現在地を紹介した。
センシングコアとは、車両と路面が接する唯一の接点であるタイヤから、摩耗、空気圧、路面状況、温度などの情報をリアルタイムで検知・収集する技術。これらのデータを車両制御やクラウドに連携させることで、自動運転の安全性向上、フリートの効率的な運用、新たなモビリティサービス実現を目指すというものだ。
一年前のCES 2025で住友ゴム工業は、このセンシングコアについて「トラックのフリートを管理するのに有効なツール」であることを紹介していたが、その後、その成果は着実に進み始めているという。CES 2026ではそうした実績をより具体的に披露する場となっていた。
◆特別なセンサーを必要としないセンシング技術

CES 2026で展開されたブースでは、その成果を「物流」「公共交通」「自動車製造」「走行支援」「モビリティサービス」「交通インフラ」の6つの分野で紹介。センシングコアが自動運転社会の安全において、どのように貢献するかを体験できるコンテンツが用意された。
中でも注目を集めたのが中央テーブルの展示で、2025年8月に買収した米AI企業Viaduct社の技術とセンシングコアを組み合わせ、フリート向け故障予知サービスや、自動運転トラックによる幹線輸送の商用運行サービスを手がけるT2(ティーツー)社との実証事例が紹介されていた。



