自動車分野などのソフトウェア定義システムを手がけるドイツのベクター・インフォマティクは、スタットインフからRocqStatソフトウェア技術と専門チームを買収したと発表した。
この買収により、ベクターはSDV開発におけるタイミング解析と実行時間(WCET)推定の能力を強化する。安全性が重視されるシステムにおける信頼性の高いソフトウェア検証への需要の高まりに対応する狙いだ。
スタットインフの経験豊富なチームの統合により、専門知識の継続性が確保され、ベクターのコードテストツールチェーン内でのタイミング解析、検証ワークフロー、高度な分析におけるイノベーションが加速される。
既存のスタットインフ顧客は、完全なビジネス継続性を享受できる。中期的には、ベクターはRocqStatをVectorCASTツールチェーンに統合し、タイミング解析、WCET推定、ソフトウェアテスト、検証のための統合環境を構築する計画だ。
スタットインフは、フランスのデジタル科学技術国立研究所であるインリアからスピンオフしたフランスのスタートアップ企業。組み込みシステムのタイミング安全性のための産業用ソフトウェアツールを開発してきた。RocqStat技術により、開発ライフサイクル全体を通じてタイミング情報と制約の早期統合と継続的な検証が可能になる。
ベクター・インフォマティクは、ソフトウェア定義システム向けの組み込みソフトウェア、ツール、クラウド技術、サービスの大手プロバイダーである。35年以上にわたり、主に自動車業界、そして医療技術、産業用IoT、鉄道、航空宇宙分野において、世界中のメーカーとサプライヤーが機能性、安全性、サイバーセキュリティ、効率性の最高基準を満たす複雑な電子製品を開発することを支援してきた。




