バスターミナルのバス停の形状で、最近増えてきたのが“ギザギザのこぎり形”だ。複数のバスが歩道に対して斜めに並ぶ。“ヘリンボーン形”に似ているが、隣のバスと進行方向で車体の左右が重ならないところが決定的な違いだ。これでよりスムーズな発着が可能になる。
歩道と車道の境界が、のこぎりの目(歯)のようにジグザグの輪郭を描く。歩道側をのこぎりの身とすると、目と目との間の谷が非対称になっており、谷の長い“斜面”はバス1台分が止まれる長さがある。
左右のバスと部分的にも並ばないため、左右のバスの有無に関わらず、発着するバスはバス停に斜めに進入し、ハンドルを切って発進していく。スイッチバック=前後退切り返しの必要はない。バスを直列で並べるよりも発着時のステアリング量は小さく、見通しも良く、1台あたりの前後スペースは少なくて済む。
変わった例として、東京駅八重洲南口(東京都千代田区)の高速バス乗り場は、レイアウトでいうと左右で車体が重なるヘリンボーン形だが、バスは決まった時刻になると端から順次発車し、ギザギザのこぎり形と同じ運用になっている。
> 絶滅危惧種? バスが直角に発着する櫛形バスターミナル
https://response.jp/article/2025/12/30/405451.html
> バスターミナルに少数派の「円形アイランドバース」反時計回り運用の実例と特徴
https://response.jp/article/2025/12/28/405404.html
> 日本一高いバスターミナルは? 名古屋、渋谷、新宿、難波…
https://response.jp/article/2025/12/19/405012.html




