ポルシェは、2025年の世界新車販売の結果を発表した。総販売台数は27万9449台。前年比は10%減だった。ポルシェによると、販売構造は市場ごとにバランスが取れており、価値重視の車種構成が維持されているという。
マティアス・ベッカー営業・マーケティング担当取締役は、供給不足や中国市場での需要低迷を主な減少要因に挙げた。ポルシェは2025年に『911ターボS』のT-ハイブリッドなど優れた車両で顧客を喜ばせ、2025年末に発表した『カイエン・エレクトリック』も顧客の期待に応えている。
モデル別では、『マカン』が8万4328台で最大の販売台数を記録。北米は8万6229台で最大市場となった。欧州(ドイツ除く)は6万6340台(前年比13%減)、中国は4万1938台(同26%減)と販売が減少した。ドイツ国内は2万9968台(同16%減)だった。
電動化の比率が拡大し、世界での電動車比率は34.4%に達した。完全電動車は22.2%、プラグインハイブリッドが12.1%。欧州では初めて電動車の割合が57.9%に達し、このうち3台に1台は完全電動車であった。『パナメーラ』と『カイエン』ではプラグインハイブリッドが欧州で主流となっている。
911モデルは5万1583台で過去最高の販売台数を記録。『718ボクスター』と『718ケイマン』はモデル終了により1万8612台に減少。『タイカン』は1万6339台と伸び悩んだ。カイエンは8万0886台で21%減少したが、新型カイエンは2025年11月に世界初公開され、2026年春から市場導入が始まる予定だ。
ベッカー取締役は、2026年は「価値重視の販売戦略」を継続し、718やマカンのガソリンモデルの生産終了を踏まえた現実的な販売計画を予定していると述べた。カスタマイズメニューの拡充も進め、顧客の個別化のニーズに応えていく。
このように、ポルシェは引き続き電動化に取り組みつつ、高性能スポーツカーの提供を続ける姿勢を示している。




