新東名でV2N通信の実証実験へ、自動運転トラックで有効性検証…ダイナミックマップ

ダイナミックマッププラットフォームがT2の自動運転トラックを用いたV2N通信の実証を新東名高速道路で行う
ダイナミックマッププラットフォームがT2の自動運転トラックを用いたV2N通信の実証を新東名高速道路で行う全 1 枚

ダイナミックマッププラットフォームは1月27日から30日まで、新東名高速道路の一部区間でV2N通信の有効性を評価・検証する実証実験を開始する。T2の自動運転トラックを用いて実施する。

本実証は、三菱総合研究所が受託した総務省の「新東名高速道路の一部区間における自動運転レベル4トラック実証と連携したV2N通信を用いたユースケース実証に関する検討事業」において実施するものだ。

V2Nとは、携帯電話網を用いて車両と通信ネットワークとの間で情報をやり取りする技術のこと。自動運転の円滑な運行管理や遠隔監視等に必要となる要素となることから、有効性の評価・検討が求められている。

実証実験は新東名高速道路の駿河湾沼津SA-浜松SA間で実施。携帯電話網および通信品質向上策を適用した通信環境下で、各情報のリクエスト送信からレスポンス受信までの時間とサーバ処理時間を測定し、V2N通信を活用してシステム要件を達成できるかを検証する。

ダイナミックマップデータとして、水膜厚予測情報の配信とSA/PA駐車時の地図更新の2つについて検証する。

水膜厚予測情報は、突発的な気象変化に伴うODDの判断や車両運行管理、ハイドロプレーニング現象を避けるための減速、水膜発生地点の前のSA/PAへの退避など車両制御判断の際に必要となる。今回の実証ではT2の自動運転トラックを用い、車両制御に特に時間を要するSA/PAへの退避を想定して検証する。

SA/PA駐車時の地図更新は、幹線輸送の自動運転トラックが出発地点の物流センターで運行支援システムから指示を受け、目的地の物流センターまでの道路状況に応じた走行ルートの地図、ならびに目的地の物流センター内の地図を受信することを想定した実証。今回は物流センターを模してSA/PAで検証する。

ダイナミックマップは本実証を通じてV2N通信の社会実装を加速させ、自動運転レベル4の早期実現に貢献する。

ダイナミックマップとは、情報のリアルタイム性ごとに4階層に分類された情報を持つ地図データベースの概念を指す。同社は車線情報、路面情報等をまとめた静的情報の基盤となる高精度3次元地図データを提供するとともに、ダイナミックマップを構成する静的から動的な「ダイナミックマップ情報」を収集・配信する自動運転向けデータ連携システムの構築に取り組んでいる。

《森脇稔》

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