三洋貿易は1月23日、岐阜県瑞浪市にある展示場「Sanyo Solution Gallery」(瑞浪展示場)をリニューアルしたと発表した。2025年7月からのリニューアルにより、分解部品が4台分入れ替わり、25台、約13万点の分解部品が展示されている。
瑞浪展示場は、自動車向けベンチマーキングソリューションプロバイダーのケアソフト(Caresoft)社の技術を体験できる施設として2022年3月に開設された。ケアソフト社は最新車両の詳細な分解・解析データを提供しており、同展示場ではEV車両や分解部品の展示を通じて、データと現物の双方から製品改善や技術革新に役立つ研究材料を提供している。
通常、各メーカーがベンチマーク用に完成車や部品を購入し構造を調べるには多額の費用と工数が必要だが、瑞浪展示場では自社で入手や分解が困難な海外製EVを含む最新車両の分解部品に直接触れ、材質や製造技術を確認することが可能だ。これまでに約750社、延べ1万2000人を超える自動車メーカーや部品・材料メーカーの開発・研究者が訪れている。
今回のリニューアルにより、Avatr『12』やホンダ『CR-V』、ヒョンデ『サンタフェ』、キア『EV5』の4車種の分解部品を新たに追加した。分解部品は部品ごとにカテゴリー分けされ、比較しやすい展示構成となっている。完成車も、シャオミ『YU7』、東風日産『N7』、広汽トヨタ『bZ3X』を加え、合計10台の車両を展示。国内最大規模の自動車分解部品展示場となった。
瑞浪展示場は、100年に一度といわれる自動車業界の大変革期において、新規分野への進出支援や技術革新を促進するソリューションを提供し続ける。
展示場は岐阜県瑞浪市釜戸町の旧釜戸中学校校舎を再活用しており、地域住民や企業の交流拠点としても活用されている。見学は会員制の事前予約制で、問い合わせは三洋貿易のモビリティ第二事業部へ行う。
三洋貿易は1947年設立の専門商社で、ファインケミカルやサステナビリティ分野などで高付加価値商品と技術サービスを提供している。ケアソフトは米国本社の企業で、海外のEV等を分解調査しデジタルツインやWeb上の解析データを提供している。




