次世代モビリティ向け、モーター制御技術の情報拠点を公開…マウザー・エレクトロニクス

マウザーのモーター制御に関するエンジニア向けリソースハブのイメージ
マウザーのモーター制御に関するエンジニア向けリソースハブのイメージ全 1 枚

マウザー・エレクトロニクスは、モーター制御に関するオンラインリソースセンターを開設したと発表した。

次世代モビリティや電気自動車システムに不可欠な高度なモーター制御技術について、エンジニアが体系的に学べる環境を提供する。

高度なモーター制御技術は、モーターの回転速度、トルク、位置を高精度に制御することを目的としており、次世代モビリティや電気自動車システムにおいて不可欠な要素。これらの技術革新は、エネルギー効率の向上や航続距離の延伸に大きく貢献する。

eバイク、ドローン、ロボティクス、軽電動車両などの幅広い用途において、統合型ゲート・ドライバをはじめとする技術の進化により、ロジック機能や保護機能を集約することで、高電圧ブラシレスDCモーター制御の簡素化が進んでいる。

最新のeバイクは、こうした高度な制御システムを活用することで、洗練されたユーザー体験を実現している。例えば、ペダルを踏む力を検知するトルクセンサにより、ライダーの操作に応じてモーターのアシスト量を調整し、よりスムーズな走行を可能にする。また、高度なバッテリー管理技術により、航続距離の延長やバッテリー寿命の向上も実現されている。

さらに、大型用途では自動車業界において先進的なモーター制御が、現代の電気自動車の効率性と安全性を高めるうえで重要視されている。これらの技術革新を統合することで、エンジニアはエネルギーロスを最小限に抑え、システム全体の性能を最大化することが可能になる。

マウザーの技術チームと信頼できる製造パートナーが、世界有数のメーカーによる記事、ブログ、eBook、製品からなる充実したコンテンツライブラリを厳選している。オンラインハブで公開されている最新のeBookでは、用途に適したモーターの選び方をはじめ、ドライバやマイクロコントローラの選択肢、設計時に直面しやすい基本的な課題について、専門家の知見を交えてわかりやすく解説している。

マウザーは、業界最大級の半導体および電子部品のラインアップを取り揃え、モーター制御向けの最新ソリューションも幅広く取り扱っている。

主な製品として、NXPセミコンダクターズのS32M276SFFRDリファレンスデザインボードがある。Arm Cortex-M7 S32K3マイクロコントローラとアナログ部品を統合した高集積のS32M276システム・イン・パッケージを採用している。直径2インチ未満のコンパクトなボードで、BOM点数およびPCBサイズの削減を実現。UARTおよびCAN/CAN FD通信に対応しており、試作開発などの自動車用途やBLDC/PMSMモーター制御アプリケーション向けに設計されている。

ルネサス エレクトロニクスのRA8T2モーター制御MCUは、22nmプロセスで製造された高性能デュアルコアデバイスで、Arm Cortex-M85およびCortex-M33コアを搭載し、高速動作と大容量メモリを実現している。プライマリコアがリアルタイムのモーター制御を担当し、セカンダリコアがシステム制御および高速通信を担うことで、1チップで高度な制御を可能にする。

モノリシック・パワー・システムズのMPQ6541-AEC1/MPQ6541A-AEC1 3相ブラシレスDCモータードライバは、PMSMおよびBLDCモーター用途向けの高集積3相モータードライバで、AEC-Q100グレード1に準拠している。動作電圧は4.75Vから40V、連続出力電流は8Aで6つのNチャネルパワーMOSFET、ゲートドライブ電源、3つの電流検出アンプ、6つのプリドライバに加え、サーマルシャットダウンや過電流保護などの保護機能を内蔵している。

インフィニオン テクノロジーズのPSOC Control C3マイクロコントローラは、Arm Cortex-M33コアを搭載し、モーター制御および産業用途向けに最適化された高性能マイクロコントローラである。同時サンプリングに対応したADC、リアルタイムFOCを実現するCORDICアクセラレータ、モーター制御通信向けのMOTIFブロックなどを備え、高度な制御を可能にする。

マウザーは、グローバルな正規代理店として、最新の半導体と電子部品および産業用オートメーション製品を幅広く取り揃えている。提携メーカーによる完全なトレーサビリティを実現した100%認定済みの純正品のみを迅速にお届けする。より迅速な設計開発の役に立てるよう、同社のウェブサイトでは、テクニカルリソースセンター、製品データシート、メーカーリファレンスデザイン、アプリケーションノート、技術設計情報、エンジニアリングツール、その他にも便利な情報をとりまとめた豊富なライブラリを提供している。

《森脇稔》

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