東レは、東レグループ会社のスウェーデンのエアバッグ縫製メーカーAlva Sweden ABのポルトガルにおける縫製拠点Alva Confecções S.A.の工場敷地内に、Ultrasuede専用のショールーム兼ストック販売拠点を開設した。
また、Alva社の既存設備を活用して、Ultrasuede初となる縫製事業を開始する。
Alva社は1965年にポルトガルで設立された縫製専門企業で、欧州における東レグループの重要なエアバッグの縫製拠点として機能している。今回、ポルトガルでショールーム兼ストック販売拠点を開設することで、現地のインテリア・家具業界向けを重点ターゲットとしながら、ファッション・雑貨・家電・自動車業界向け等にも幅広く、提案力をさらに高めていく。
また、Ultrasuede縫製事業により欧州でのサプライチェーン体制を強化し、これにより、Ultrasuede の欧州市場に向けたストックオペレーションを迅速化するとともに、裁断・縫製まで一貫したサプライチェーンの構築を目指す。
ショールームの空間デザインは、ポルトガル出身のRui Pereira氏(HAYデザイン&ビジュアルディレクションマネージャー)と日本出身のRyosuke Fukusada氏(FUKUSADA STUDIO主宰)のデザイナーデュオが担当している。両氏の多様な文化的背景を活かし、Ultrasuede の柔らかな風合いと高い機能性を最大限に引き立てる、洗練された展示空間を創出した。
また両氏がデザインを担当し、デンマークの家具ブランド「PLEASE WAIT to be SEATED」との協業により誕生した、Ultrasuede を張地に採用した新ソファ「ANZA(アンザ)」も設置されている。
ショールームのインテリアコンセプトは、窓のない工場内の空間に圧迫感のない落ち着いた雰囲気を作り出すことを目指し、フランスのミッドセンチュリースタイルをデザインのインスピレーションとした。バーチ合板によるエレガントな壁面で空間を包み込み、工場の工業的な空気感との対比を作り出している。
また、ポルトガルというロケーションを考慮し、現地のハンドクラフトタイルメーカー、Viúva Lamegoの高光沢ブルーテラコッタタイルを受付カウンター、サンプル収納用サイドボード、洗面スペースに採用した。マイクロセメント仕上げのフロア、バーチ材の壁面、塗装された鋼材什器に対して、タイルが色彩豊かなアクセントとなっている。
空間の中央には、Ultrasuede の多彩なカラー、加工のバリエーションを見ることができるオリジナルのハンガーラックを設置した。ANZAコレクションのベンチ、スツール、テーブルが設置されたラウンジエリアでは、直接素材の張地に座り、触れることでそのテクスチャーを体感できる。
ミーティングエリアには、ミニマルなテーブルとUltrasuede の張地で仕上げたオリジナルスツールを配置し、ストックルーム側の壁には、広い窓を設置することで二つのエリアを視覚的に繋ぎ、開放感を与えた。
ANZAは、デンマークの家具ブランド「PLEASE WAIT to be SEATED(PWTBS)」との協業により、Ultrasuede を張地に採用した新ソファとして誕生した。Rui Pereira氏とRyosuke Fukusada氏がデザインしており、両氏が2019年よりPWTBSと継続的に協働してきた集大成となるシーティングコレクションの中心製品である。「ANZA」のネーミングは日本語の「安座(心地よく落ち着いて座る)」に由来する。本ショールームではUltrasuede が持つ上質な質感と高い耐久性を活かしたコーディネートを提案する。




