三菱商事エネルギーの子会社で、オートバックスセブンが出資するFLEET PITLOCKは2月5日、リース事業者・エンドユーザー・整備工場をつなぐ車両情報管理プラットフォーム「FLEET PITLOCKシステム」を新たに全国の自動車ディーラー17社(合計約274拠点)が導入したと発表した。
自動車ディーラーは従来、自社販売車両中心にメンテナンス業務を行ってきたが、近年増加する法人所有車両やリース車両のメンテナンス需要の拡大により、法人案件取り込みが収益確保と高度整備への対応力強化に重要となっている。
しかし法人リース車両の整備依頼にはリース会社ごとに異なるシステムの使用が必要で、請求や管理業務が分散し、ディーラーのバックオフィス業務負担が深刻だった。加えて人手不足が進み、整備現場の業務効率化が急務となっている。
この課題に対しFLEET PITLOCKは、リース大手4社と整備工場をつなぎ、車両管理や請求業務を一元管理できる「FLEET PITLOCKシステム」を開発。現在では整備工場700社と全国17社274拠点の自動車ディーラーに導入されている。
同システムはリース会社のメンテナンス依頼データ集約や車両検索、整備基幹システムとの連携、リース会社への請求登録の一元化を可能にする。2024年2月には料金マスタ上書き機能や作業部品検索の改善、祝日請求入力対応など機能追加を行った。
今後はリース整備のWeb予約機能や請求入力代行サービスの展開を予定している。また経済産業省の「IT導入補助金2025」にIT導入支援事業者として採択され、中小企業や小規模事業者の業務効率化支援を実施。利用事業者の生産性向上を目指す。
導入した関東地区の自動車ディーラーは、複数のリース会社ごとに異なるシステムへの入力負担が大きく、現場の効率化とミス防止への期待を示した。九州地区の自動車ディーラーからも請求登録の2度打ち解消や人手不足の中で整備業務に注力できる環境が整うと高評価を得ている。
FLEET PITLOCKは2022年設立、本社を東京都千代田区に置く。今後もシステムの普及と機能拡充によって法人車両のメンテナンス領域の拡大を図る方針だ。




