その名は『トゥカン』、VWが新型ピックアップトラック予告…2027年からブラジルで生産へ

VWトゥカンのティザー
VWトゥカンのティザー全 1 枚

フォルクスワーゲンブラジルは2月3日、新型ピックアップトラックの車名を『トゥカン』と発表した。同車の専用カラー「イエローカナリオ」を公開している。

同社は2028年までに南米市場向けに21車種の新型車を投入する計画で、200億レアルを投資する。トゥカンはこの攻勢の一環として位置づけられ、ブラジルで100%設計・開発される。

生産は2027年からブラジルのサンジョゼドスピニャイス工場で開始される予定だ。フォルクスワーゲンブラジルのシロ・ポッソボンCEOは「トゥカンはブラジルにおける戦略的転換を象徴し、ブラジルの技術力と地域に根ざした製品開発能力を示すものだ」と述べた。

専用カラーのイエローカナリオは、フォルクスワーゲンの歴史において重要な役割を果たしてきた色だ。コンビ、ビートル、ブラジリア、サベイロ、ゴルフ、ゴル、ニュービートル、クロスフォックス、フォックスなど、世代を超えて愛されたモデルに採用されてきた。

フォルクスワーゲンブラジルのCMF(カラー・マテリアル・フィニッシング)マネージャー、テルマ・ブラスケス氏は「色の選択は美学を超えたものだ。色は目的を表現し、製品のアイデンティティを強化し、顧客のプロフィールや期待と直接つながる」と説明した。

トゥカンのイエローカナリオは、歴史的にフォルクスワーゲンが使用してきた黄色よりも落ち着いた成熟したトーンとなっている。堂々とした存在感、頑丈さ、信頼性を強調しながら、ブラジルらしさや地域性との感情的なつながりを失わない設計だ。

車名「トゥカン」は、南米原産の鳥トゥカンに由来する。鮮やかな色彩と印象的な存在感で知られるこの鳥は、新型ピックアップが表現しようとする個性を象徴している。

車名の決定プロセスには、マーケティング、製品企画、コミュニケーション、デザイン、戦略、製品開発、法務、ブラジルや南米各国の市場担当者など、多機能チームが関わった。文化的解釈、響き、発音のしやすさ、記憶への残りやすさ、販売市場への適合性などの基準で評価された。

カラーの選択も同様に慎重なプロセスを経た。デザイン、マーケティング、製品、コミュニケーションの各部門が連携し、ドイツ本社とも調整しながら、製品開発の初期段階で決定された。

フォルクスワーゲン トゥカンは2027年、ブラジル国内外で新たな歴史を刻むことになる、としている。

《森脇稔》

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