キャムコムグループのロジテックは、貨物自動車運送事業法の改正により、貨物利用運送事業者にも義務化される実運送体制管理簿について、作成を支援する「25アプリ」の提供を開始したと発表した。
同法改正は2025年6月に公布され、2026年4月1日に施行される。真の運送責任者を明確にするための「実運送体制管理簿」の作成や、契約内容の透明化を図る「契約条件の書面交付」が義務づけられる。
ロジテックが実施・公表した調査では、物流業界において「契約・取引管理が紙・Excelに依存」という課題が明らかになった。多くの現場では依然として「電話で配車、紙やExcelへ入力して管理」というアナログ手法が主流で、多重下請け構造のブラックボックス化、事務工数の増大、コンプライアンス違反のリスクといった課題が深刻化している。
25アプリは、1案件・1ルートに紐づく情報をまとめて管理できるアプリだ。運送依頼の情報管理、元請・一次請け・二次請けなどの実運送体制の記録、実際に運行する車両番号やドライバー情報の管理が可能。日々の配車業務の中で情報を入力するだけで、実運送体制管理簿が自動的に作成・更新され、一覧表示や帳票出力ができる。
主な機能は2つ。1つ目は実運送体制管理簿の自動作成で、配車依頼時に協力会社や車両情報を入力・連携するだけで、クラウド上で自動的に実運送体制(元請、下請、孫請などの階層構造)が可視化される。法対応に必要な「実運送体制管理簿」としてデータ保管され、いつでも出力可能だ。
2つ目は車番連絡・完了報告のリアルタイム連携による業務効率化。電話やメールで行っていた車番連絡や、紙の受領書回収といったアナログ業務をアプリで代替する。ドライバーや協力会社とリアルタイムで情報を共有できるため、問合せ対応や事務作業の工数を大幅に削減する。
同アプリは、中小規模の運送事業者から、複数の拠点・多数の協力会社を抱える企業まで幅広く利用できるよう、利用規模や運用内容に応じて最適なプランを案内する。現在は実運送体制管理簿の自動作成・更新にフォーカスしているが、今後は物流業界の利便性をさらに高める機能拡張を積極的に行っていく考えだ。
ロジテックは、本アプリを通じて物流業界の「多重下請け構造の可視化」と「現場の生産性向上」を推進し、持続可能な物流環境の構築に貢献していく。




