中国のスマートEVメーカーのセレスは、新エネルギー車「SERES NEV」の2025年の年間販売台数が47万台を突破し、業界大手としての地位を確立したと発表した。
中でも、ファーウェイと提携して立ち上げられたブランド「AITO」の人気は特に際立っており、年間を通じて42万台以上の納車実績を達成。中国市場で最も売れ筋の高級車ブランド(中国自主ブランド)に躍り出た。この業績は、中国の高級新エネルギー市場におけるAITOの主導的立場と、高級車部門における中国ブランドの台頭を示すものという。
AITOの持続的な成功は偶然の産物ではない。的確な製品ポジショニング、優れた機能、そしてユーザーからの高い評価により、20万元から60万元の価格帯で強力な品揃えを実現した。
なかでも「AITO M9」の累計販売台数は27万台を超えており、21カ月間にわたって同部門の売れ筋ナンバーワンとして君臨。その驚異的な売れ行きは社会現象にまでなった。
同時に、ファミリー層をターゲットにした「AITO M8」と「AITO M7」もそれぞれの部門でトップクラスの成績を収めた。特にM8は6カ月連続で40万元の価格帯におけるベストセラーモデルとなり、M7の累計販売台数は40万台の大台に乗せて市場の常識を塗り替えた。
販売面だけでなく、AITOに対する高い評価と車両価値が落ちにくいことが、好調な市場業績を維持する要因となっている。
AITOは、中国自動車市場調査会社ランドロードの新エネルギー車ブランド指数において、BMWやアウディといった従来の高級ブランドを上回った。平均車両価格の40万人民元は、御三家(BMW、ベンツ、アウディ)をも凌駕している。
今回の快挙は、AITOの規模における優位性と、ブランド評価、顧客からの信頼、価値の大幅な上昇を示すものであり、目の肥えた消費者の最有力候補としての地位を確立している。
今後、AITOは世界市場に向けて事業を拡大し、技術のさらなる進歩と品揃えの拡充により、高級新エネルギー車市場における主導的地位をさらに強化していく。




