チューニングパーツメーカー・HKSと精密加工を担うグループ企業の日生工業は、2月21日から22日にパシフィコ横浜で開催される「第17回ノスタルジック2デイズ」に共同出展する。旧車向けパーツの開発と製作に関する新たな取り組みを紹介する。
HKSグループは、アフターマーケット向けチューニングパーツ開発で培った設計・開発技術を旧車領域にも展開していく。純正部品の供給が難しくなる中、単なる復刻にとどまらず、現代の材料や設計技術を活用した性能向上を伴うパーツ供給を目指す。旧車を現代の交通環境やレースシーンでも楽しめる選択肢の拡大に取り組む方針だ。
同プロジェクトの核となるのは、HKSの設計・開発力と日生工業の特殊精密加工技術の融合だ。日生工業は難削材の加工や精密加工品の製造を得意とし、高精度トランスミッション部品の製作やリバースエンジニアリングによるクランクシャフト製作など、高度な加工技術を要する部品への対応を可能にしている。
ブルーバード1800SSS
HKSグループは、旧車レース界の有力チーム「ZIEL RACING PROJECT」と協力し、JCCA(日本クラシックカー協会)レースでエンジン製作を担当してきた。実戦環境での検証を重ね、過酷なレースシーンで優勝を支えた製作技術と耐久性を、展示パーツおよび車両を通じて紹介する。
ブースには、HKSグループがエンジン製作を担当し実戦投入で検証を重ねた日産『サニー』(B310)と、今シーズンより新たにエンジン製作を担当する日産『ブルーバード』(510)を展示する。サニーは2025年のJCCA筑波ミーティングTSカップで優勝、同耐久TSカップでも優勝を果たした実績を持つ。
主な展示製品として、日生工業からはサニー(B310)用トランスミッションギア、A12エンジン用削り出しカムシャフト、鍛造削り出しクランクシャフト、旧車用MTギアや減速機、デフケースなどを出品する。HKSからはRB26用排気量アップキット(削り出しクランクシャフト使用)、13B-REW用点火コイルなど、名機を進化させる部品群を展示する予定だ。
旧車の弱点となりがちな駆動系を中心に、特殊加工技術を活かした高性能パーツをラインナップする。蓄積された実戦データよりフィードバックした開発中のトランスミッション部品など、HKSの設計思想と日生工業の製造技術が融合した開発中のパーツ群を公開する。




