ドイツのVector Informatik GmbH(ベクター)は、ソフトウェアおよび自動車産業で起きている大きな変化に対応するため、包括的な戦略とイノベーションプログラムを進めていると発表した。
ベクターでは、コード中心のソフトウェア開発、クラウド技術、人工知能(AI)といった将来の鍵となる分野に重点的に投資を行いつつ、既存の製品ポートフォリオの進化にも取り組んでいる。これらの取り組みにより、ベクターの持つ技術的な基盤をより強固なものにし、自動車分野に限らず、新たな市場への事業拡大を始めている。このイノベーションプログラムによって生まれた革新的なソリューションは、すでに顧客向けに順次提供が開始されている。
今、ソフトウェア分野と自動車分野は大きな構造変革のただ中にある。ソフトウェアとAIが製品における価値創出の中心要素となり、中国をはじめとするグローバル競争が一段と激しさを増している。ソフトウェア中心のビジネスモデルへの移行による、従来とはまったく異なる新たなアプローチが求められている。
ベクターは、こうした市場環境の変化に対応するために明確な戦略の再定義を行い、これまでの「組み込みソフトウェアのエキスパート企業」から「統合型ソフトウェアエコシステムの提供企業」へと進化を遂げつつある。異種システムやデータ環境をインテリジェントにつなぎ、複雑さを低減し、効率を向上させ、新たなビジネスチャンスを創出する。ベクターは、これらを実現するスケーラブルなソフトウェアプラットフォームと開発ツールに注力している。
ベクターは、すでに複数の自動車メーカーや業界パートナーと協力し、新しいソリューションを迅速に市場へ投入するための取り組みを進めている。ライフサイクル全体でソフトウェア・デファインド・システムの開発と統合を簡素化して大幅に加速させることに焦点を置き、メーカーがアプリケーションと革新的な機能の開発や差異化に時間を割けるよう、ベクターが開発全体を支援する。
これらの取り組みにより、ベクターは自動車分野のみならず、ソフトウェア・デファインド・システムの開発を将来にわたって支える、信頼されるパートナーとしての地位を確立しようとしている。




