ETAS、AI活用とオープンソース統合の最新ソリューション展示…embedded world 2026

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ボッシュグループのETASは、3月10日から12日にかけてドイツ・ニュルンベルクで開催されるembedded world 2026において、組み込みソフトウェアおよび自動車用ソフトウェアの開発に関する最新ポートフォリオを出展する。

今回の展示では、今後数年間の製品開発を形作る4つの重点分野に焦点を当てる。セーフティクリティカルなアプリケーションにおける人工知能(AI)の活用、車載ソフトウェアプラットフォームにおけるオープンソースソフトウェアの使用、EUサイバーレジリエンス法(CRA)の文脈における規制上のサイバーセキュリティ要件だ。

「人工知能と機能安全の融合」をテーマに、ETASはAI機能がセーフティクリティカルな組み込みシステムの要件に適合する方法を実証する。新たなAIアプローチと確立された安全工学手法および証拠に基づく妥当性確認が融合する領域において、企業が組み込みソフトウェアを高水準の安全基準で開発し、追跡可能な方法で妥当性確認し、認証取得に向けて前進することを可能にする実用段階のソリューションに重点を置く。

第二の焦点は、自動車産業におけるオープンでありながら堅牢に保護されたソフトウェアスタックの重要性の高まりに対応するもので、「オープンソースソフトウェアと自動車の融合」だ。車載ソフトウェアプラットフォーム、特にミドルウェアは、現代のE/Eアーキテクチャの基盤と見なされている。同時に、オープン性、再利用性、セキュリティに対する期待は高まり続けている。

ETASはこの分野で積極的な貢献者として位置づけ、Eclipse S-COREプロジェクトの主要貢献者として、ETAS Vehicle Platform Suiteの一部として、S-COREベースの生産対応ディストリビューションを展示する。これは、産業グレードの品質、統合性、長期的な保守性を求める現代の自動車用ソフトウェア開発者の要件に合わせて設計されている。

さらに、ETASはAUTOSAR Classicに関する自社の技術力を重点的に紹介する。ETASのAUTOSAR Classicソリューションへの移行が増加する中、ブースではRTA-CARを活用した選択肢と適用シナリオを提示し、実証済みでコスト効率に優れ、セキュアなECUプロジェクト向けソリューションの提供を目指す。

もう一つの重要なトピックは、規制による時間的制約下でのサイバーセキュリティ意思決定だ。サイバーレジリエンス法(CRA)は、コネクテッドハードウェアおよびソフトウェア製品のサイバーセキュリティに関する拘束力のある要件を定義しており、2027年12月11日から適用される。一方、脆弱性報告義務は2026年9月11日から既に発効する。

embedded worldでは、ETASがサイバーセキュリティ専門家による個別無料相談を提供する。これにより企業は製品・プロセス・コンプライアンス文書への影響を早期に評価し、適切な対策を導き出せる。相談予約は事前にオンラインで可能だ。

エキシビジョン出展に加え、ETASはembedded worldカンファレンスに専門知識を提供する。フィリップ・アーマン(Linux Foundation ELISAプロジェクト技術運営委員会委員長、LF Europe諮問委員会メンバー、Eclipse S-COREコミッターなどを兼任)が、3月10日の午前11時よりセッション5.4(ソフトウェア開発&システムエンジニアリング – ソフトウェアアーキテクチャ)において「POSIXベースの自動車プラットフォーム向け安全認証取得可能なオープンミドルウェアの構築」と題し、S-CORE 1.0リリースの生産準備段階への道筋を概説するとともに、ISO 26262、ASPICE、ISO 21434に関連する活動についての知見を提供する。

午後1時45分からはセッション3.5(安全・セキュリティ – 安全・セキュリティのためのオープンソース2)において、「セーフティクリティカルシステムのためのオープンソースソフトウェア:現状調査」と題した講演が行われ、セーフティクリティカルオープンソースソフトウェアの概要と安全アプローチ評価の実践的ガイダンスを提供する。

《森脇稔》

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