米国のカルマ・オートモーティブと、全固体電池技術を手がけるファクトリアルは、米国初となる乗用車向け全固体電池の生産プログラムを開始すると発表した。
この協業では、ファクトリアルのFEST全固体電池技術をカルマの次世代車両プラットフォームに統合する。第一弾として、1000馬力超のパワーと最高速度200mphを超える高性能を誇る全電動スーパークーペ「カルマ・カヴェヤ」に搭載され、2027年後半に米国で発売される予定だ。
カルマの100%米国ベースのエンジニアリング、車両設計、生産と、ファクトリアルの米国開発の全固体電池プラットフォームを組み合わせることで、次世代電動モビリティの製造エコシステムと国内イノベーションを強化する。両社は米国主導の電動車両およびハイブリッド車両技術の進歩を加速させ、量産乗用車環境での全固体電池技術の実証を目指す。
ファクトリアルのFEST全固体電池技術は、従来のリチウムイオン電池と比較して航続距離の延長と車両効率の向上を実現する高エネルギー電解質システムを通じて、より高い性能を可能にする。これらの特性により、FESTはカルマ・カヴェヤの性能と設計要件に特に適している。
FEST技術は、現在のリチウムイオン電池工場への統合を前提に設計されている。全く新しい生産ラインに依存するのではなく、ファクトリアルのFESTセルは既存のリチウムイオン製造設備の最大80%で使用可能だ。この互換性により、カルマ・オートモーティブとの商業生産プログラムの迅速な拡大が可能になる。
このパートナーシップは、ファクトリアルの米国製全固体電池セル技術を、米国で設計、エンジニアリング、製造される超高級自動車アーキテクチャに導入するもので、次世代電池技術への移行を米国流の方法で大規模に加速させる新たな道を切り開く。




