日産自動車は、チリとペルーにおける日産車の配給事業を、アスタラ(Astara)社が継承する契約を締結したと発表した。この契約により、両国での事業モデルが進化することになる。
取引は両国の競争当局による承認手続き中で、承認されればアスタラが両国における日産の戦略的パートナーとして事業を運営することになる。
この動きにより、チリとペルーは日産輸入業者ビジネスユニット(NIBU)に統合される。NIBUは地域内の30カ国以上で日産の輸入業者事業を統括・強化する組織だ。
このアプローチにより、日産は製品、技術、ブランド、顧客体験にグローバルリソースを集中させ、規模、現地知識、実証済みの実行能力を持つ地域パートナーに支えられる体制となる。これは長い実績を持つモデルで、複数の国で日産は60年以上にわたるパートナーシップを築いている輸入業者と協力している。このモデルは競争力強化、意思決定の迅速化、各市場の実情への柔軟な適応を可能にする効率的なプラットフォームであることが実証されている。
規制当局の承認取得後に稼働する新体制では、アスタラがチリとペルーにおける日産の販売事業を担当し、自動車ブランド管理の経験、現地市場の知識、強力な成果志向を提供する。日産とアスタラはすでに欧州市場で商業関係を維持しており、輸入業者モデルが相乗効果、業務効率、商業実行の改善を生み出すことが実証されている。
日産とアスタラの契約は2025年12月に締結され、事業は関連競争当局の最終承認を条件としており、手続きは今後数カ月以内に完了する見込みだ。この動きは、日本企業である日産の回復計画「Re:Nissan」に基づくグローバル戦略の一環である。
アスタラは自動車販売における大手企業で、代表するブランドと顧客に価値を創出し、強固な商業・デジタル能力に支えられている。2025年、アスタラは55億ユーロの収益を達成し、22万台の新車を販売した。同社は個人顧客、企業、公共機関向けにモビリティソリューションを提供し、自動化されたデータ駆動型プロセスを通じてバリューチェーン全体を最適化し、最も効率的で成果志向の販売業者になることを目指している。
アスタラは50の国籍からなる約3000人の専門家チームを擁し、欧州18カ国(スペイン、ポルトガル、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、ドイツ、ポーランド、チェコ、スロバキア、スウェーデン、フィンランド、スイス、オーストリア)と南米(アルゼンチン、ボリビア、ペルー、チリ、コロンビア)で事業を展開している。




