ZF、トランスミッションオイル交換キットを拡充…電動車やハイブリッド車にも対応

ZFのトランスミッションオイル交換キット
ZFのトランスミッションオイル交換キット全 2 枚

ZFは、トランスミッションオイル交換キットのラインナップを欧州で拡充した。従来の内燃機関車に加え、電動車やハイブリッド車向けの製品も追加している。

【画像全2枚】

ZFは、トランスミッションオイルを単なる潤滑剤ではなく、冷却や汚染防止、制御指令の伝達など多くの役割を果たす「構成要素」と位置付けている。同社は「1つのトランスミッションに1つのオイル」という方針のもと、それぞれの用途に合わせたオイルを提供している。

ZFアフターマーケット部門は、すべてのタイプの自動変速機について定期的なオイル交換を推奨している。これにより、メーカーが定めた変速特性や快適な運転感覚を、高走行距離や高負荷の状況でも維持できるという。また、定期的なメンテナンスは、顧客にとって高額な故障のリスクを軽減する効果もある。

ZFアフターマーケットは、正確に計量されたオイルと必要な交換部品を含む、車種別のキットを提供している。すでに適切なオイルを在庫している整備工場向けには、交換部品のみを含むオイルなしバージョンも用意されている。さらに、同社は修理マニュアルを提供し、独立系整備工場をトランスミッションの専門家に育成するためのトレーニングコースも開催している。

オイル交換キットのラインナップは、広く使用されている8HPなどZF自社製トランスミッションだけでなく、他メーカーの製品も対象としている。ZFアフターマーケットのポートフォリオには、自動変速機、デュアルクラッチトランスミッション、CVTを搭載するすべての自動車メーカー向けのキットが含まれている。

ハイブリッド車のトランスミッションも定期的なメンテナンスが必要だ。電動モーターを統合したこれらのトランスミッションは、トランスミッションオイルに特別な要求を課す。ZFアフターマーケットは、ZFライフガードハイブリッドフルードでこれに対応している。

電気自動車のドライブシステムでもオイル交換が推奨される。これらの車両には従来のギアはないが、電動アクスルには減速ギアがあり、その部品は電動モーターの非常に速いトルク立ち上がりによって高い負荷を受ける。ZFは、さまざまな電気自動車の電動アクスル用オイル交換キットを供給している。

トランスミッションオイルの交換は、特に高温や高負荷の運転条件下、または車両の過去の使用状況が不明な場合に推奨される。いずれの場合も、メーカーの仕様を常に遵守する必要がある。これにより、車両全体の中で最も複雑で高品質な部品の1つであるトランスミッションの寿命が延び、交換が必要になった場合の高額な修理費用や長期のダウンタイムを回避できる。これは、ZFの「メンテナンス・修理・交換」戦略を反映している。この戦略は、可能な限り持続可能な車両使用と顧客の稼働時間の最大化を目指すサービスコンセプトに基づいている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『C-HR』新型、338馬力デュアルモーター搭載の電動SUVクーペに…米国発表
  2. 「これはBEVはもういらないかも」新型トヨタ『RAV4 PHEV』発売にSNS大注目!「スペックは別次元」「意外と安い」など反響
  3. 日本未発売のホンダの小型バイク『NAVI』、109ccエンジン搭載で約34万円から…2026年型を米国発売へ
  4. ホンダ『N-ONE RS』をさりげなくアグレッシブに、ブリッツからオリジナルエアロキット・3アイテムが適合
  5. 三菱 デリカD:5 販売好調の裏で、次期型『D:6』の開発着々…最終デザインをプレビュー
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る