NTTとNTTドコモは、ネットワークスライシング環境において、スライス単位で安定通信を支える通信要件の達成見通しを事前に推定する技術の実証に成功したと発表した。
5G SAにおけるネットワークスライシングは、用途に応じた異なる通信特性を同一ネットワーク上で提供できる技術だ。しかし従来は、複数のスライスが設備を共有するため、スライス間のリソース利用状況が相互に影響し、スライス単位での通信要件適合性を精度高く推定することが困難だった。
今回確立した技術では、機械学習による推定処理にスライスの通信安定化に関する情報を組み込むことで、スライス単位での推定を可能にした。具体的には、設備データから電波品質指標や無線多重数、通信安定化リソース利用量などの中間指標を機械学習で推定し、スライスごとに設定された安定化方針をこの中間指標に反映・調整する。その上で、各スライスがスループットなどの通信要件をどの程度満たせるかを推定する仕組みだ。



