大林組、川崎重工業、商船三井、千代田化工建設の4社は、ニュージーランドにおけるグリーン水素製造と日本への輸出事業化に向けた検討を目的としたコンソーシアム「日本ニュージーランド水素コリドー」を設立した。
水素は燃焼時にCO2を排出しないクリーンエネルギーとして、モビリティ分野をはじめ、鉄鋼・化学といった産業におけるエネルギー転換や火力発電での混焼利用などでの活用が期待されている。一方で、日本はエネルギー自給率が低く、その中に占める再生可能エネルギーの割合も低い状況にある。このため、将来的に大規模なグリーン水素需要を国内供給のみで賄うことは困難であると考えられている。
ニュージーランドは、グリーン水素製造に必要な地熱発電や水力発電などの豊富な再生可能エネルギーを有している。2024年時点で一次エネルギー供給の約45.5%が再生可能エネルギー由来、電力に限ると約85.5%が水力・地熱・風力などの再生可能エネルギーで賄われている。また、政府が水素産業育成に注力する方針を打ち出すなど、将来的にアジア太平洋地域における有力なグリーン水素製造・供給拠点になることが期待されている。



