ホンダ、次世代燃料電池モジュールを出展…水素・燃料電池展2026

次世代燃料電池モジュールモックアップ
次世代燃料電池モジュールモックアップ全 3 枚

ホンダは、3月17日から19日まで東京ビッグサイトで開催される「第25回 H2 & FC EXPO【春】~【国際】水素・燃料電池展~」に出展したと発表した。

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今回の展示では、エネルギーマネジメントシステム(EMS)を軸に、水素や電気といったエネルギーと、燃料電池自動車(FCEV)やバッテリーEVなどのモビリティを組み合わせることで実現する、ホンダの目指すカーボンニュートラル社会について紹介する。

ホンダが独自開発した次世代燃料電池モジュールは、定格出力150kWを実現するほか、ゼネラルモーターズ(GM)と共同開発したモデルに対して製造コストを半減、耐久性を2倍以上に向上させる。また、容積出力密度を3倍以上に高めて小型化を実現したことで、搭載レイアウトの自由度が向上している。会場では実機サンプルを展示する。

ホンダの燃料電池定置電源は、信頼性・耐久性の高い燃料電池モジュールを活用し、工場やデータセンターなどの大型施設向けに水素由来のクリーンな電力を供給する定置型発電システムだ。冷却システムや内部レイアウトの設計を最適化することでコンパクトなサイズを実現し、顧客の設置環境に柔軟に対応する。また、顧客が必要とする最大出力消費電力量をニーズに合わせ供給する。加えて、非常時には信頼性の高いバックアップ電力を迅速に提供するために、起動から10秒以内に電力の供給を開始する高い応答性を目指している。

さらに、山口県周南市において、ホンダと株式会社トクヤマ、三菱商事株式会社の3社で行っている、燃料電池定置電源を活用した実証実験の取り組みや、燃料電池モジュールを搭載した商用車を活用した、国内外での実証実験の取り組みについても紹介する。

ホンダは、2050年にホンダの関わる全ての製品と企業活動を通じたカーボンニュートラルの実現を目指している。この達成に向けていち早く水素の可能性に着目し、35年以上にわたり水素技術や燃料電池の研究・開発に取り組んでいる。

カーボンニュートラルの実現に向けては、再生可能エネルギーのさらなる活用が不可欠だが、天候や自然条件の影響を受けやすく供給量が変動するという課題がある。EMSは、燃料電池定置電源や系統用蓄電池などを束ねて、エネルギーを需給状況にあわせて統合制御し、蓄電・給電を最適化する仕組みだ。ホンダは、車両開発で培ったホンダならではのエネルギー制御技術を生かしたEMSや、量産開発を通じて信頼性・耐久性を向上させた燃料電池モジュールを活用することで、工場やデータセンターなどの大規模設備や電力系統、さまざまなモビリティに対してクリーンな電力を効率よく安定的に供給し、再生可能エネルギーの利用拡大に貢献する。

H2&FC EXPO併催の専門技術セミナーにおいて、ホンダのエンジニアによる講演を実施する。テーマは「カーボンニュートラル社会実現に向けたホンダの水素技術進化とその実装」で、3月18日10時00分から11時30分まで、会議棟6階608で開催される。登壇者は本田技術研究所 先進パワーユニット・エネルギー研究所 エグゼクティブチーフエンジニア 長谷部哲也氏。

第25回 H2 & FC EXPO【春】は、RX Japan株式会社主催で3月17日から19日まで東京ビッグサイト西棟西2ホールで開催される。ホンダブースの小間番号はW17-20だ。

《森脇稔》

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