BMW『iX3』にロングホイールベース、北京モーターショー2026で世界初公開へ

BMW『iX3』ロングホイールベースのプロトタイプ
BMW『iX3』ロングホイールベースのプロトタイプ全 8 枚

BMWは、『iX3ロングホイールベース』を北京モーターショー2026で世界初公開する。プロトタイプの写真を公開した。

【画像】BMW『iX3』ロングホイールベースのプロトタイプ

同モデルは中国市場向けに特別開発されたもので、2026年の北京モーターショーでグローバルデビューを飾り、同年後半に市場投入される予定だ。

BMWのノイエ・クラッセ・アーキテクチャーをベースとした初のロングホイールベース電気SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)であり、「中国で、中国のために、中国とともに」というBMWの指針を体現している。

BMW『iX3』ロングホイールベースのプロトタイプBMW『iX3』ロングホイールベースのプロトタイプ

ホイールベースを108mm延長することで、後席の快適性と室内空間を大幅に高めた。中国のプレミアムセグメントの顧客が重視する要素に応えつつ、BMWのSAVらしいバランスの取れたプロポーションとダイナミックな走りも維持している。

中国専用のシャシーおよびサスペンションセッティングを採用し、日常の都市走行から長距離ドライブまで、快適性と安定性の高い次元での両立を実現した。

車両の動的制御の中核を担うのは、新開発の「ハート・オブ・ジョイ」コントロールユニットと「BMWダイナミック・パフォーマンス・コントロール」ソフトウェアスタックだ。パワートレイン・ブレーキ・エネルギー回生・ステアリングをリアルタイムで統合制御し、独自の「ソフト・ストップ」機能によりBMW史上最もなめらかな停車を実現するとしている。

iX3ロングホイールベースには、次世代ヒューマン・マシン・インターフェース「BMWパノラミック・iDrive」が搭載される。「BMWオペレーティング・システムX」を基盤とし、「ビジュアル・コーン」レイアウトのもと、パノラミック・ビジョン(3Dヘッドアップディスプレイ)・ドライバー向けセントラルディスプレイ・触覚フィードバック付き発光マルチファンクション・ステアリングホイールを組み合わせる。

ソフトウェアの中国向けローカライズも徹底されており、BMWオペレーティング・システムXの中国版は約70%を現地で開発している。ナビゲーションはアマップとの協業により複雑な交差点や高速道路の出入り口を精緻に表示。BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントにはアリババとディープシークの大規模言語モデルを活用し、より自然な音声操作を可能にした。

さらにファーウェイのデジタルキー・HiCar・ハーモニーOS NEXTベースのMy BMWアプリとの連携により、車両・個人デバイス・スマートホームのシームレスな接続を実現する。

先進運転支援システム(ADAS)については、モメンタと共同で中国の交通環境に最適化したソフトウェアスタックを開発中だ。

BMW『iX3』ロングホイールベースのプロトタイプBMW『iX3』ロングホイールベースのプロトタイプ

800V電気アーキテクチャーを採用し、円筒形バッテリーセルと自社開発の「BMWエナジー・マスター」を含む第6世代BMW eDriveテクノロジーを搭載する。CLTC基準の航続距離は900kmを超え、プレミアム電気SUVセグメントで最高水準の効率性を誇る。

最大充電出力は400kWで、約10分で400km以上の航続距離を追加できる。10%から80%までの充電は約21分で完了する。また、V2L(ビークル・トゥ・ロード)機能により、車両から外部機器への給電も可能だ。

現在、中国および海外で包括的な開発・検証プログラムが進行中だ。世界初公開後は中国のほか、タイ・マレーシア・インドネシア・インドなど一部の国際市場への展開も計画されている。

《森脇稔》

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